イギリス・ノッティンガムで開催されている 「AEGONオープン・ノッティンガム」(ATP250/6月19~25日/賞金総額64万8255ユーロ/グラスコート)で、 第8シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)がここ3週間で2度目の準決勝…

 イギリス・ノッティンガムで開催されている 「AEGONオープン・ノッティンガム」(ATP250/6月19~25日/賞金総額64万8255ユーロ/グラスコート)で、 第8シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)がここ3週間で2度目の準決勝に進出した。  サービスの調子が冴えたミュラーは第4シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)に対して14本のサービスエースを奪いつつ、6-3 6-4で勝利を収めた。彼は自分のファーストサービスに続くポイントは、試合を通してわずか3ポイントしか落とさなかった。  短いグラスコート・シーズンで、ミュラーはオランダ・スヘルトーヘンボスで準優勝し、先週のロンドン・クイーンズでは準々決勝に進出した。ここノッティンガムでの準決勝進出は、彼にとって3度目となる。

 ミュラーは、グラスコートのツアー大会で初めて準決勝に進出した第2シードのパブロ・クエバス(アルゼンチン)と対戦する。過去にグラスコートで2試合にしか勝ったことがなかったクエバスは、今週は3試合連続で勝利を手にした。

 クエバスはマッチポイントをしのぎ、自分にとって5つ目のマッチポイントをものにして、マルコス・バグダティス(キプロス)を6-4 4-6 7-6(8)で下した。

 第3セット4-5からの自分のサービスゲームでマッチポイントをしのいだクエバスは、タイブレークでは一時0-4とリードを奪われたが、そこから6ポイントを連取。勝負は最後までもつれたがクエバスが競り勝ち、結局10-8でタイブレークを制した。

 そのほか行われた準々決勝では、第7シードのアンドレアス・セッピ(イタリア)がデュディ・セラ(イスラエル)を5-7 6-4 6-4で破り、第1シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と第6シードのスティーブ・ジョンソン(アメリカ)の試合は、アンダーソンから6-7(6) 7-5 4-3で日没順延となっている。

 準決勝の顔合わせは、アンダーソンとジョンソンの勝者とセッピ、ミュラーとクエバスとなった。(C)AP