イギリス・イーストボーンで開催されている「AEGON国際イーストボーン」(WTAプレミア/イギリス・イーストボーン/6月19~25日/賞金総額77万6878ドル/グラスコート)の準々決勝で、22歳のモニカ・プイグ(プエルトリコ)が23歳…

 イギリス・イーストボーンで開催されている「AEGON国際イーストボーン」(WTAプレミア/イギリス・イーストボーン/6月19~25日/賞金総額77万6878ドル/グラスコート)の準々決勝で、22歳のモニカ・プイグ(プエルトリコ)が23歳のクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を7-6(6) 4-6 6-3で下して準決勝に進出した。予選勝者が準決勝に進出するのは、2013年のジェイミー・ハンプトン(アメリカ)以来のこと。プイグはムラデノビッチを破るのに2時間43分を要した。  両者がサービスキープに苦労したこの試合で、プイグが23本のブレークポイントに直面したのに対し、ムラデノビッチは13本だった。

 ムラデノビッチは第1セットで3度ブレークを果たして5-4とリードしたが、ブレークするたびに次のゲームではプイグにブレークバックを許し、タイブレークでもセットポイントをつかみながらふいにしてしまった。  第2セットのムラデノビッチは5-2からの3つのセットポイントをものにすることができず、5-3からのサービスもキープすることができなかったが、第10ゲームでブレークを果たしてこのセットを取った。

 第3セットは、プイグが第1ゲームと最終ゲームでムラデノビッチのサービスをブレークして勝利をつかんだ。  「私たちはふたりとも、お互いのサービスに大きなプレッシャーをかけ合っていた」とプイグ。「だからメンタル的に強くあり続けることが必要だったわ」。  そのほか順延となっていた3回戦が行われ、第10シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と2010年大会優勝者のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)が準々決勝に進んだ。プリスコバは日本の土居美咲(ミキハウス)を6-2 6-4で下し、マカロワは1セットダウンから巻き返してアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)を3-6 6-4 6-0で破っている。

 金曜日に行われる準々決勝は3試合あり、第1シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)と第12シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)の試合がラドバンスカから6-4 3-2の途中から、プリスコバとエレナ・ベスニナ(ロシア)、第11シードのジョハナ・コンタ(イギリス)とマカロワが対戦する。

 この日は準決勝も行われる予定で、ラドバンスカとチブルコバの勝者がプイグと、プリスコバ対ベスニナの勝者とコンタ対マカロワの勝者が対戦する。(C)AP