イギリス・ノッティンガムで開催されている 「AEGONオープン・ノッティンガム」(ATP250/6月19~25日/賞金総額64万8255ユーロ/グラスコート)で、第2シードのパブロ・クエバス(ウルグアイ)が第8シードのジル・ミュラー(ル…

 イギリス・ノッティンガムで開催されている 「AEGONオープン・ノッティンガム」(ATP250/6月19~25日/賞金総額64万8255ユーロ/グラスコート)で、第2シードのパブロ・クエバス(ウルグアイ)が第8シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)を3-6 7-6(3) 6-4で下してキャリア初のグラスコート大会決勝進出を決めた。

 先週までのクエバスは、その12年のキャリアを通してグラスコート上で2試合にしか勝ったことがなかったが、今週はミュラーを下した準決勝を含め、さらに4試合に勝つことになった。

 クエバスは決勝で、第7シードのアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-4 6-4で倒して勝ち上がった第6シードのスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦する。

 「グラスコートで初めての決勝に進出することができて、うれしいよ」とクエバス。「僕は試合ごとにより自信を持って戦えるようになり、今日もグラスコートで実績のある選手を倒すことができた。明日も試合を楽しむことができるよう願っているよ」。

 クエバスは週を通してほぼ毎回、挽回することを強いられた。3回戦のダニエル・エバンズ(イギリス)の対戦では1セットを落とし、第9シードのマルコス・バグダティス(キプロス)との準々決勝ではマッチポイントをしのがなければならなかった。そしてミュラーに対しても第1セットを落とし、第2セット4-4と競りながらあとを追っていたのだ。ミュラーは3度ブレークのチャンスを握ったが、クエバスはそのすべてでうまく切り抜けていた。

 ミュラーは最初の2セットで19本のサービスエースを奪ったものの、第2セットのタイブレークでは3-6からダブルフォールトをおかし、セットを献上してしまった。

 第3セットでは、序盤はサービスをキープしていたミュラーだが、第5ゲームでこの試合初めてのブレークを許して、フラストレーションからラケットを叩きつけた。

 この試合の前に、ジョンソンは第1シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)との準々決勝を簡単に終わらせていた。木曜日に日没によってこの試合が翌日に持ち越されることが決まったとき、アンダーソンは第3セットで4-3とリードしていたが、ジョンソンが残り3ゲームを連取して、7-6(6) 5-7 6-4で勝利した。(C)AP