「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会2日目、ワイルドカードで出場したスタン・ワウリンカ(スイス)が第12シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。ワウリンカが6-2、…

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)の大会2日目、ワイルドカードで出場したスタン・ワウリンカ(スイス)が第12シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。ワウリンカが6-2、4-6、6-3で勝利し2回戦へ進出した。試合時間は1時間54分だった。

ワウリンカは世界最高峰の片手バックハンドの持ち主。グランドスラムでは「ウィンブルドン」を除き制覇しており、2014年には自己最高の世界ランキング3位を記録している。現在は昨年の膝の手術の影響もあり151位だが、実力は健在だ。

第1セットでは、そのワウリンカはシュワルツマンに対してリードを確保して展開。第1ゲームのリターンから、デュースの後にブレークポイントを手にすると、ワウリンカがバックハンドでの打ち合いに入ると、シュワルツマンのアウトミスでブレーク。いきなり1ブレークアップのリードを築いた。

さらに第7ゲームでもワウリンカはシュワルツマンのサービスゲームを奪うとそのまま6-2で第1セットを手にした。

第2セットではしかし、ワウリンカは逆にセットを失う形に。セット中盤でお互いにブレークし合った。

その後ワウリンカは第10ゲームのサービスはデュースの後にブレークポイントをシュワルツマンに与えてしまうと、ストロークの打ち合いでアウトミス。セットカウントで同点に追いつかれた。

ただ第3セットで流れが傾いたのは中盤の、ワウリンカのリターンとなった第7ゲームだった。ストロークの応酬を制するなどし30-40のブレークポイントとなると、いったんはチャンスを逃したものの、シュワルツマンのダブルフォルトで再びチャンス。シュワルツマンにネットミスが出て、ワウリンカが貴重なリードを手にした。

さらに第9ゲームでワウリンカはシュワルツマンのサービスを再び破り、自身の白星を決定づけた。

ワウリンカは続く2回戦で錦織圭(日本/日清食品)と対戦する予定だ。錦織は1回戦では、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-5、6-3のストレートで破っている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」でのワウリンカ

(Photograph by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)