プロ注目の奈良間が好守に活躍 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第10日は14日、3試合を行い、常葉大菊川(静岡)が3-0で日南学園(宮崎)を下し、3回戦に進出した。 日南学園・辰己、常葉大菊川・漢人の両エースが持ち味を発揮し、締まっ…

プロ注目の奈良間が好守に活躍

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第10日は14日、3試合を行い、常葉大菊川(静岡)が3-0で日南学園(宮崎)を下し、3回戦に進出した。

 日南学園・辰己、常葉大菊川・漢人の両エースが持ち味を発揮し、締まったロースコアゲームとなったが、少ないチャンスをものにした常葉大菊川が、1回戦の打撃戦とはまた違った戦いぶりで競り勝った。プロ注目の1番・奈良間が攻守に活躍。3回には左前打を放つと、左翼手が回り込んで打球を押さえる間に一気に加速して二塁に到達。3番・鈴木の適時打で先制のホームを踏んだ。

 奈良間は守備でも、日南学園から奪った4つの併殺にすべてからむ堅守で、球速こそ130キロ台ながら打たせて取るエース漢人を盛り立てた。漢人は日南学園の早打ちもあり、球数わずか88球で完投。1回戦で99球の完封劇を演じた相手エースの辰己を上回る快投を見せた。

 日南学園は初球から積極的に打って出たが、2回は全員が初球打ちで3球でチェンジになるなど、漢人の術中にはまってチャンスらしいチャンスを作れず。1回戦での完勝劇を逆に相手にやられた形で、8回には守備の乱れも出て決定的な3点目を与えた。(Full-Count編集部)