打線は機動力からめて5得点、佐久長聖は9回に粘り見せるも… 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第9日、第2試合は高岡商(富山)が、エース・山田の力投とソツのない攻めで5-4と佐久長聖(長野)を下し、北信越地区の隣県対決を制した。 富山…

打線は機動力からめて5得点、佐久長聖は9回に粘り見せるも…

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第9日、第2試合は高岡商(富山)が、エース・山田の力投とソツのない攻めで5-4と佐久長聖(長野)を下し、北信越地区の隣県対決を制した。

 富山大会全5試合2桁得点と打力を誇る高岡商が、機動力もからめて試合の主導権を握った。1回、2回と3本の適時二塁打が出て3点を先行した場面では長打力を見せたが、佐久長聖に1点を返された後の4回、安打と暴投で無死二塁とした後、2番・鞍田の送りバントが野選を誘って無死一、三塁。ここで前の打席適時打の3番・中村がセーフティースクイズを成功させ、自らも生きた上、一塁走者は一挙三塁へ。続く筏は遊ゴロ併殺打に倒れたものの、その間に三塁走者が生還し5点目を挙げたのが効いた。

 高岡商先発の山田は序盤、制球に苦しみ毎回走者を許したものの、中盤から尻上がりに調子を上げ、4回、5回と3者凡退。6回に2点を返され、9回も佐久長聖の粘りに苦しんだものの、147球で完投し、3回戦では王者・大阪桐蔭に挑む。

 佐久長聖は1回、1死満塁の好機を逃したのが結果的に響き、9回に粘りを見せたものの1点及ばなかった。(Full-Count編集部)