男子テニス界のBIG4と呼ばれるロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)。彼ら4人が「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~1…

男子テニス界のBIG4と呼ばれるロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)。彼ら4人が「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月12~19日/ハードコート)で、昨年の「ウィンブルドン」以来1年1ヶ月ぶりに同じ大会にそろって出場する予定だ。

2017年はフェデラーが「全豪オープン」と「ウィンブルドン」、ナダルが「全仏オープン」と「全米オープン」で優勝と大活躍を見せた。その一方でジョコビッチとマレーはそれぞれ怪我に苦しみ、両者とも2017年は7月の「ウィンブルドン」以降ツアーを欠場した。

ジョコビッチは今年1月の「全豪オープン」で復帰したものの、シーズン前半はなかなか期待される結果が残せていなかった。それでも徐々に復調し、「ウィンブルドン」では復活を印象付ける優勝を飾った。マレーはジョコビッチよりも復帰が遅れ、6月の「ATP500 ロンドン」がツアー初戦に。ここまで3大会の出場にとどまり、本調子からはまだ遠いと思われるが、疲労を考慮した試合前棄権を除き4勝2敗の成績となっている。

今回の「ATP1000 シンシナティ」ではフェデラーは第2シード、ナダルは第1シード、ジョコビッチは第10シード、マレーはワイルドカード(主催者推薦枠)での出場となる。フェデラーとナダルは2回戦から登場し、ジョコビッチは1回戦でスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と、マレーは第16シードのルカ・プイユ(フランス)と対決する予定だ。彼らがもし順調に勝ち進んだ場合、3回戦でフェデラー対マレー、準々決勝でナダル対ジョコビッチが実現し、さらに決勝もBIG4対決となる可能性がある。

男子テニス界を引っ張ってきた4人が久しぶりに集結する今大会。どんな結果になるのか注目が集まる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのフェデラー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)