夏休み真っ盛りということもあって、プロ野球の各スタジアムには子どもたちが増えている。応援するチームのユニフォームや…

 夏休み真っ盛りということもあって、プロ野球の各スタジアムには子どもたちが増えている。応援するチームのユニフォームやTシャツを身にまとい、メガホンやタオルなどを持って送る声援が、選手たちを力強く後押しする。

 なかには、初めてスタジアムを訪れ、プロ野球特有の応援スタイルに圧倒されるちびっ子ファンもいるだろう。勝利を願う気持ちを届けるための応援歌、打席に入る前に流れる登場曲などを、選手たちはどう受け止めているのか。

 まずはパ・リーグを代表する2人の強打者、埼玉西武ライオンズの山川穂高と福岡ソフトバンクホークスの上林誠知に、自分や他チームの応援について直撃した!

山川穂高・埼玉西武ライオンズ



開幕からホームランを量産する埼玉西武の山川

――まず、自分の応援歌の印象を教えてください。

「ゆったりと手拍子に合わせたリズムが好きです。守備もそうですが、野球はどんなときでもリズムが大事なので。自分の応援歌を作ってもらえるのはうれしいですし、ファンのみなさんに浸透していくにつれて、そのうれしさは倍々で増していきます」

──打席では、その応援歌をどんな気持ちで聞いていますか?

「打席に立ったら無心ですね。プレーに集中しています」

──チームの応援歌で好きな曲は?

「ズバリ、『チャンステーマ4』です!」

──登場曲は、出身地の沖縄を代表するアーティストであるBEGINさんの『オジー自慢のオリオンビール』を使用していますね。

「BEGINさんといえば『島人ぬ宝』が代表曲とされていますが、沖縄ではオリオンビールのCMが毎日のように流れているので、僕にとっては『オジー自慢の――』の曲のほうが馴染みがあるんです。他のチームの選手が使っていなかったので選曲しました」

──ご自身以外の応援歌や登場曲で”お気に入り”はありますか?

「ないです。自分のものが一番だと思っています。ダメですか(笑)?」

──もちろん大丈夫です(笑)。

「応援とはちょっとズレるかもしれませんが、(中日ドラゴンズのマスコットである)ドアラは好きですね。決して『かわいい』とは言えないですけど、あの動きや仕草はセンスあるなぁと」

──8月5日に開幕した高校野球で、好きな応援歌はありますか?

「やはり沖縄の『ハイサイおじさん』でしょうか。使っている高校の試合はついつい見ちゃいます」

──山川選手にとって応援とは?

「僕が”THE応援”だと思っているのは、現ロッテ監督の井口(資仁)さんがメジャーから戻ってきた後の応援です。先ほど、『自分の応援歌が一番』と言ったばかりですが(笑)。僕がキャリアの終わりを迎えるときも、あんなふうにファンがジャンプしながら盛り上がれる曲調の応援を受けながらユニフォームを脱ぎたいですね」

上林誠知・福岡ソフトバンクホークス



今季はすでに昨年の13本を上回るホームランを放っているソフトバンクの上林

──自分の応援歌で好きなところは?

「流れるような曲調ですね。周りの人からもよく『いいね!』と言ってもらえるので大満足です」

──上林選手は昨シーズンにブレイクを果たしましたが、応援歌が作られたときの気持ちは?

「うれしかったです。チームの一員として認められた感がありますよね」

──登場曲も上林選手専用の曲になっていますね。

「NRS(ナチュラル・レディオ・ステーション)さんの『Golden Number 51』を軸に流してもらっています。自分のために作っていただいた曲なので、身が引き締まります」

──8月1日に23歳になったばかりですが、「バースデーソング応援」についてはどう思いますか?

「昨年の誕生日に行なわれた試合は猛打賞だったんですが・・・・・・。あの曲がかかると周囲の目が気になって、どうしても集中力が散漫になってしまうんです。できれば自粛していただけると助かります(笑)」

──他チームの選手の好きな応援歌はありますか?

「横浜DeNAの筒香(嘉智)選手と、ヤクルトの山田(哲人)選手の応援歌が好きです。とくに前奏がカッコいい。ヤクルトに関しては『東京音頭』もいいですね。得点が入る度に、傘を振りながら歌ったときの盛り上がりがすごい。今年の交流戦で戦ったときに、何回も目にすることになった光景です(苦笑)」

──高校野球のブラスバンド応援で好きな曲はありますか?

「僕は埼玉出身なので、浦和学院の『浦学サンバ』や花咲徳栄の『サスケ』は子どもの頃から好きでした。それらの曲を口ずさみながら練習をしていたことを思い出します」

──上林選手にとって応援とは?

「”感謝”ですね。とくに子どもたちに応援してもらえるのが本当にうれしいです。それに結果で応えられるように頑張ります」