「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会4日目、第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3、6-2のストレートで下し、準々決勝へ進出…

「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会4日目、第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3、6-2のストレートで下し、準々決勝へ進出した。試合時間は1時間10分だった。

チリッチは現在世界7位でグランドスラムの優勝経験もある強豪。一方でシュワルツマンは小柄な身体ながら俊敏な動きとそこから放つ鋭いショットを駆使して戦う世界12位だ。

試合では序盤はそれぞれキープ合戦を繰り広げたものの、勝負所ではブレークし合う展開に。

第1セットでは両選手ともにキープを続けて入った第6ゲームに、試合が動いた。チリッチは3-2とリードした形でリターンに回るとデュースに持ち込んだ。さらに続くポイントも奪ってブレークポイントとすると、見事にブレークしリードを築いた。

第7ゲームでは逆に、シュワルツマンの反撃を許してブレークされてしまうものの、チリッチは第8ゲームのリターンで2ブレークポイントの好機を迎えた。1失点しシュワルツマンに粘りを見せられたが、結局、チリッチがブレークして再びリードを築いた。

第1セットは続くゲームをチリッチがラブゲームでキープ。6-3で獲得して折り返した。

第2セットでは、チリッチは序盤から優位を築いてゲームを運ぶ中で、第1、3ゲームでブレークし4ゲーム連取して4-0と大きくリード。

第6ゲームでのシュワルツマンのブレークでリードを狭められたものの、第7ゲームではチリッチが3度のデュースの後にブレークし大勢は決した。続くチリッチのサービスゲームも危なげなくキープに終わり、チリッチが白星を上げた。

チリッチは続く準々決勝で第1シードで世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)とスタン・ワウリンカ(スイス)の試合の勝者と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」のときのチリッチ

(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)