「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会3日目、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を6-3、7-6(6)で破り、3回戦に進出した。試合時間は1時間2…
「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会3日目、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を6-3、7-6(6)で破り、3回戦に進出した。試合時間は1時間21分だった。
チチパスは現在19歳ながらも世界27位につける注目の若手で、相対したティームは現在世界8位で「次期クレーキング」とも目されている。
またティームは前週の「ゼネラリ・オープン」では予選勝者のマルティン・クーリザン(スロバキア)に敗れたほか、その後も肩の負傷から出場を予定していたダブルスを棄権していた。
今回の試合ではチチパスが、ほとんど拮抗しつつあった流れの中で優位を確保して展開した。第1セットでは中盤に入ろうとする第4ゲームに、2ブレークポイントのチャンスがチチパスに訪れた。
さらに続くポイントで、ティームのストロークがコードボールになりチチパス側のコート中央でバウンドに対してチチパスがフォアで返球。ティームがバックハンドをネットにかけてしまい、ブレークとなった。
チチパスはその後、サービスキープを続けると、さらなるブレークには及ばなかったものの、第1ゲームを6-3で獲得。リードして折り返し点を通過した。
第2セットではしかし、チチパスとティームはともにサービスキープを続け、スコアも均衡を保ったまま推移した。
お互いに隙を見せないままタイブレークに入ると、チチパスがわずかに多くミニブレークに成功。8-6で制して、チチパスの白星が決まった。
チチパスは続く3回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する予定だ。両者は今回、初対戦となる。(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP500 ワシントンD.C.」のチチパス
(Photo by Mitchell Layton/Getty Images)