延長10回に3連打などで2点を勝ち越し 第100回全国高等学校野球選手権記念大会は9日、第5日を迎え、第2試合は今大会2度目の延長戦にもつれ込む接戦となり、下関国際(山口)が花巻東(岩手)を4-2で破り、3季連続の出場で悲願の甲子園初勝利を…

延長10回に3連打などで2点を勝ち越し

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会は9日、第5日を迎え、第2試合は今大会2度目の延長戦にもつれ込む接戦となり、下関国際(山口)が花巻東(岩手)を4-2で破り、3季連続の出場で悲願の甲子園初勝利をあげた。

 下関国際・鶴田、花巻東・伊藤の両先発がテンポよく投げて淡々と進んだ試合。5回に花巻東が敵失で1点を先制したが、試合は終盤に激しく動いた。下関国際が7回2死から3連打で追いつけば、花巻東は8回に1死二塁から3番・田中が右前に勝ち越し適時打。しかし下関国際は土壇場の9回1死から伊藤に3連打を浴びせ、再び試合を振り出しに戻した。

 10回表、下関国際は1死から、またも1番・濱松、2番・甲山、3番・川上の3連打でついに勝ち越し。さらに5番・吉村の左前適時打で追加点を挙げた。鶴田がMAX146キロの速球を軸に10回を投げ切り、無名校から甲子園常連校にチームを育て上げた熱血漢・坂原監督にとってもうれしい甲子園初勝利となった。(Full-Count編集部)