「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会2日目、シングルス2回戦でマリン・チリッチ(クロアチア)がボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-3、3-6、6-1で下した。試合時間は2時間2分だった。チリ…

「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の大会2日目、シングルス2回戦でマリン・チリッチ(クロアチア)がボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-3、3-6、6-1で下した。試合時間は2時間2分だった。

チリッチとチョリッチは同じクロアチア出身。チリッチがランキング7位の29歳でグランドスラムでの優勝経験もあるが、チョリッチは21歳で次世代の注目選手になると期待される「Next Gen」の一人で、クロアチア人同士でも対照的な2人の試合となった。

過去の対戦成績では6勝とチリッチが圧倒的な優位に立っている。

試合ではチリッチが、緊張感のある展開となった第1セットで先制。第1ゲームのサービスでチリッチがブレークポイントを与えてしまうピンチとなったが、なんとかキープ。その後は両選手にはチャンスらしいチャンスは訪れず、セット終盤に入っていった。

その中でチリッチは第8ゲームのリターンで、チャンスを掴む。デュースになり、チョリッチのアウトミスでブレークのチャンスを掴むと、続くポイントをチョリッチのミスヒットで獲得。チリッチが1ブレークアップのリードとした。

さらに、チリッチが自身のサービング・フォー・ザ・セットで粘るチョリッチを抑え込みキープ。第1セットをものにした。

しかし第2セット逆にチリッチが2-3とリードをされた場面でサービスをブレークされてしまい1ブレークダウンに。結局、その後はブレークとなる場面は訪れず第2セットはチョリッチのものになった。

第3セットに入るとチリッチが序盤からリードを確保。第2ゲームのリターンでチリッチは、30-40のブレークポイントを握ると、続くポイントでチョリッチのネットミスからブレーク。重要なリードを奪った。

さらに、第6ゲームのリターンでもチリッチがサービスをブレークしてリードを拡大。最後はサービスゲームをキープして、チリッチの勝利が決まった。

チリッチは次戦でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)とサム・クエリー(アメリカ)の試合の勝者と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのチリッチ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)