現地時間8月7日、「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)のシングルス1回戦で、デニス・シャポバロフ(カナダ)がジェレミー・シャルディ(フランス)を6-1、6-4のストレートで下して2回戦に進出した。試…

現地時間8月7日、「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)のシングルス1回戦で、デニス・シャポバロフ(カナダ)がジェレミー・シャルディ(フランス)を6-1、6-4のストレートで下して2回戦に進出した。試合時間は1時間3分だった。

シャポバロフは2017年のトップ100最年少選手であり、将来のナンバーワン候補の一人だ。現在の同選手のランキングは26位となっている。

一方のシャルディは、バネのあるフィジカルを生かした強打を持ち味にしている。攻撃的なフォアハンドと強力なサービスを軸に、パワープレーでどんどん攻め立てるアグレッシブなテニスも見せる。ランキングでは46位につけている。

今回の試合ではシャポバロフがシャルディを圧倒。第1セットの第1ゲームの自身のサービスをキープすると、シャポバロフが続くリターンゲームで優位に立った。シャルディのアウトミスなどからシャポバロフが2ブレークポイントを獲得した後、2度目のチャンスでシャルディのリターンに対する返球がミスショットに。シャポバロフが序盤から1ブレークアップのリードとした。

さらに、第4ゲームの2度目のリターンでもシャポバロフがシャルディのサービスゲームで3ブレークポイントとすると、そのままブレークしてリードを広げた。その結果、都合5ゲーム連続でシャポバロフのゲームとなり第1セットの大勢が決する形になった。

シャポバロフはシャルディに1ゲームのキープをその後許したが、第7ゲームの自身のサービスを手堅くキープして6-1で最初のセットを制した。

さらに第2セットでは、両選手ともにほとんどブレークできない引き締まった展開となった一方で、シャポバロフが数少ないチャンスを活かした。

特に、第3ゲームのリターンでシャポバロフが30-30からチャンスを作った。シャポバロフのリターンをシャルディが返球できずにブレークポイントとなると、シャポバロフはさらにシャルディのネットミスから得点してブレーク。貴重なリードを獲得した。

シャポバロフはその後、ブレークにこそ及ばなかったものの自身のサービスでもキープを続けた。最後は自身のサービスゲームを手堅く獲得すると、6-4で第2セットをものにし勝利を決めた。

シャポバロフは2回戦で現在14位のファビオ・フォニーニ(イタリア)との対戦に臨む予定だ。フォニーニは1回戦ではスティーブ・ジョンソン(アメリカ)を6-4、6-4で下している。(テニスデイリー編集部)

※写真はシャルディに勝利したシャポバロフ

(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)