現地時間8月7日、「ATPマスターズ1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)のシングルス1回戦で、フェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)がルカ・プイユ(フランス)を6-4、6-3で破り、2回戦に進出した。…

現地時間8月7日、「ATPマスターズ1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)のシングルス1回戦で、フェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)がルカ・プイユ(フランス)を6-4、6-3で破り、2回戦に進出した。試合時間は1時間16分だった。

オジェ アリアシムは2000年8月8日生まれの17歳で、現在注目を集める若手10代選手の一人だ。世界ランキングでは133位。翌日には18歳の誕生日を迎える。一方でプイユはトップ10入りした経験もあり、ショット感覚に優れ、サーフェスを選ばずコンスタントに結果を残してきた選手。現在のランキングは18位だ。

今回の試合では、オジェ アリアシムが多くの場面でゲームを優位に進めた。第1セットの序盤、第2ゲームの最初のリターンでオジェ アリアシムはプイユのサービスをブレーク。続くリターンでオジェ アリアシムは3ブレークポイントのピンチに陥ったものの、なんとかキープすると一時は5-2とした。

しかし、オジェ アリアシムは続くサービスゲームで30-30からネットミスでブレークのピンチ。デュースに持ち込みはしたものの、再び握られたブレイクポイントでプイユの攻撃的なストロークにたまらずオジェ アリアシムがネットミスしブレークとなるとスコアも均衡を取り戻した。

しかし、第1セットの終盤ではオジェ アリアシムに再びチャンスが転がり込んだ。プイユのダブルフォルトもあり15-40とブレークポイントとなると、オジェ アリアシムが逆をつかれたリターンとなるもののなんとか返球すると、プイユがアウトミス。第1セットは6-4でオジェ アリアシムのものになった。

第2セットは両選手ともほとんどブレークさせない締まった形でゲームを展開。その中で第4ゲームに試合が動いた。

プイユのアウトミスの後、オジェ アリアシムの苦しい返球がギリギリプイユのコート内に落ちる幸運な得点もあり、3ブレークポイントに。オジェ アリアシムのリターンミスなどで2度ブレークポイントは実らなかったが、3度目のチャンスでオジェ アリアシムがプイユのアウトミスからブレーク。貴重なリードを獲得した。

結局、その後は両選手ともにサービスゲームでは付け入る隙を与えずに、オジェ アリアシムが格上を相手に勝利した形で終わった。

オジェ アリアシムはダニール・メドベージェフ(ロシア)とシングルス2回戦で対戦する予定だ。メドベージェフは1回戦でジャック・ソック(アメリカ)を6-3、3-6、6-3で破っている。(テニスデイリー編集部)

※写真はプイユに勝利しガッツポーズをとるオジェ アリアシム

(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)