現地時間8月6日、「ATPマスターズ1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の男子ダブルス1回戦で、「ウィンブルドン」ファイナリストペアと期待の若手同士のペアの対戦が実現。結果は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア…

現地時間8月6日、「ATPマスターズ1000 トロント」(カナダ・トロント/8月6~12日/ハードコート)の男子ダブルス1回戦で、「ウィンブルドン」ファイナリストペアと期待の若手同士のペアの対戦が実現。結果は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)/ケビン・アンダーソン(南アフリカ)が6-3、6-2、で白星を上げ、試合時間は1時間6分だった。

今回対戦したのはジョコビッチ/アンダーソンと、フェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)/デニス・シャポバロフ(カナダ)で、オジェ アリアシムは17歳(8月8日が誕生日)で、シャポバロフは19歳の10代ペアだ。今大会ではワイルドカードでの出場となっている。

試合では第1セットから、両ペアともにブレークし合って推移。ジョコビッチ/アンダーソンが第1ゲームのアンダーソンのサービスでブレークされたものの、第4ゲームでブレークバック。スコアはイーブンで終盤に入っていった。

ゲームが動いたのは第8ゲーム。ジョコビッチ/アンダーソンが40-40から、ジョコビッチの強烈なリターンがエースとなりブレークした。続くゲームをアンダーソンがキープとして、第1セットはジョコビッチ/アンダーソンのものになった。

さらに第2セットに入ると、「ウィンブルドン」ファイナリストペアがリードを広げて、突き放しながらゲームを運んだ。

第3ゲームでジョコビッチ/アンダーソンに15-40の2ブレークポイントが訪れると、続くポイントも同ペアが獲得。1ブレークアップのリードとした。

さらにシャポバロフのサービスとなった第5ゲームに、ジョコビッチ/アンダーソンが再びダブルスフォルトなどで2ブレークポイントのチャンスに。続くポイントでは最後にはシャポバロフのスマッシュがネットにかかると、「ウィンブルドン」ファイナリストペアが2ブレークアップと大きく勝利に近づいた。

その後は両ペアともブレークには及ばず、ジョコビッチ/アンダーソンがきっちりと締めて白星を手にした。

終わってみれば、「ウィンブルドン」ファイナリストペアと地元カナダの注目若手ペアのぶつかり合いだったが、ジョコビッチ/アンダーソンが落ち着いて試合を運び、結局は若手ペアを寄せ付けずに勝った形となった。(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「ウィンブルドン」決勝でのアンダーソン(左)とジョコビッチ(右)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)