8月5日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)の準決勝で、アレックス・デミノー(オーストラリア)がアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を下して決勝進出を決めた。スコアは5-7、7…

8月5日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)の準決勝で、アレックス・デミノー(オーストラリア)がアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を下して決勝進出を決めた。スコアは5-7、7-6(6)、6-4、試合時間は2時間51分だった。

デミノーは2018年、年初に行われた「ブリスベン国際」で準決勝まで進出。ライアン・ハリソン(アメリカ)に6-4、6(5)-7、4-6で敗戦したものの、デミノーは自身の存在を広く知らしめた。

さらに、続く「シドニー国際」でもファイナリストの座まで駆け上がったデミノーは、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れたものの、2週連続で上位に進出してサプライズを引き起こしていた。デミノーとルブレフはそれぞれ注目の若手の一人とみられている。

試合では両選手ともに、均衡した形で試合を展開。お互いにキープし合うゲームが続いた。

第1セットが動いたのは終盤の第12ゲーム。ゲームカウント5-6でデミノーはサービスゲームで次々と失点。3ブレークポイントのピンチとなると、さらにデミノーがアウトミスをおかしてしまい痛恨のブレークとなり、第1セットを失った。

デミノーはもう1セットを失えば敗戦となる追い込まれた状況で巻き返しを図るものの、第1セットと同様にサービスキープを続けるが、ルブレフのサービスを崩せないまま試合は進んだ。

結局、第2セットはタイブレークに突入した。その中でデミノーはルブレフにミニブレークされ先行された。さらに2-6と4本のマッチポイントをルブレフに握られてしまい、デミノーはあと1ポイントで敗退となるピンチに。デミノーはしかし、サービスエースやルブレフのミスなどから追い上げて6-6と追いついた。最後はルブレフのミスショットなどで、デミノーが第2セットを自身のものにした。

第3セットになると、デミノーとルブレフはそれぞれブレークし合いながらゲームは展開。それぞれ2度ブレークし合って4-5でリターンゲームをデミノーは迎えた。

ルブレフのアウトミスやダブルフォルトで15-40の2ブレークポイントとなるも、デミノーはデュースに持ち込まれ、ルブレフに一息つかせてしまう。だが3度目のデュースからマッチポイントを迎えると、再びルブレフがダブルフォルトをして、デミノーの勝利が決まった。

デミノーは決勝戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真はルブレフに勝利した際のデミノー

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)