8月3日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)でステファノス・チチパス(ギリシャ)がダビド・ゴファン(ベルギー)を破り、準決勝へ進出した。スコアは6-3、6-4、試合時間は…

8月3日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)でステファノス・チチパス(ギリシャ)がダビド・ゴファン(ベルギー)を破り、準決勝へ進出した。スコアは6-3、6-4、試合時間は1時間39分だった。

チチパスは現在19歳と10代ながら世界ランキングでは32位につける若手注目株の一人で、今大会では第10シードでの出場だ。一方で、ゴファンは世界11位の第3シード。小柄ながら、軽快なフットワークと優れたリターンで補うベースライナーだ。

試合は拮抗した形でスタート。チチパスとゴファンはともに、サービスキープをして試合に入った一方で、序盤から中盤に入ろうとする時に、第1セットが動いた。

先手を取ったのはチチパスで、2-1とリードして迎えた第4ゲームのリターンでデュースに持ち込む。さらにバックサイドでコースをつくアングルショットでブレークポイントがチチパスに訪れた。続くポイントでは同じサイドにフォアのウィナーを打ち込み、チチパスが見事にブレーク。1ブレークアップのリードを確保した。

その後チチパスは、自身のサービスゲームで2ブレークポイントに追い込まれるピンチもあったものの、巧みに凌ぎそのまま第1セットを6-3で先取した。

第2セットでは、チチパスは序盤から再び攻勢に。大きな流れを左右するゲームが冒頭に訪れた。

第1ゲームでサービスに回ったゴファンは得意の左右への打ち分けからネットにつこうとする動きも見せたものの、チチパスがその上を抜く巧みなロブや、ストローク戦での得点で2ブレークポイントに。ゴファンに自身のスマッシュを跳ね返され、1ポイント挽回を許したものの、最後はチチパスがゴファンのネットミスでブレーク。同セット最初のゲームでブレークする形になり、チチパスが勝利に向けて1ブレークアップのリードを築いた。

その後、チチパスは、ゴファンとともに自身のサーブでは付け入る隙を与えずに推移。5-4とリードして入った第10ゲームのサービスで、チチパスがブレークポイントに追い込まれはするものの、続くポイントでは決定的な得点を許さなかった。

最後はチチパスがデュースから試合を締めくくり、上位シードを相手に白星を上げた。

チチパスは次戦となる準決勝では、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で錦織圭(日本/日清食品)を3-6、6-1、6-4で下して勝ち上がってきている。(テニスデイリー編集部)

※写真はゴファンとの試合でボールを追うチチパス

(Photo by Mitchell Layton/Getty Images)