いよいよ開幕した「東海インターハイ2018」のテニス競技。大会2日目となる8月3日(金)は、三重県の霞ヶ浦テニスコートと四日市ドームを舞台に、男女各団体戦の3回戦と準々決勝が実施された。試合はダブルス1+シングルス2の計3試合の結果で争われ…

いよいよ開幕した「東海インターハイ2018」のテニス競技。大会2日目となる8月3日(金)は、三重県の霞ヶ浦テニスコートと四日市ドームを舞台に、男女各団体戦の3回戦と準々決勝が実施された。試合はダブルス1+シングルス2の計3試合の結果で争われる団体戦で、3回戦までは8ゲームプロセット、準々決勝以降は3セットマッチで行なわれた。

男子は今年の全国選抜の覇者で、今大会では第1シードを与えられている四日市工(三重)が、3回戦で秀明八千代(千葉)に敗れた。地元の大声援を受けて戦った四日市はダブルスで1勝して先手を打つが、シングルス1を落として1勝1敗。命運を懸けて臨んだシングルス2であったが、勝ち星を引き寄せられずに涙を飲んだ。

一方、力強いプレーでチームの8強入りに貢献した秀明八千代のS1坂川広樹③は、「アウェーの雰囲気のなかでS1の白石③が頑張ってくれた。その姿を見て『自分もやらなきゃ』と思いコートに立ちました。今のチームは苦しい場面でも崩れない精神的な強さがあります」と試合後に語った。秀明八千代は続く準決勝では日出(東京)と対戦。日出は初出場ながら岡山理大附や清風などを破ってきた勢いのあるチームだったが、ダブルスの鈴木陸翔②/加藤潤③と、S1の白石光でしっかりと勝ち切り、S2の坂川の結果を待たずに準決勝へ駒を進めた。準決勝の相手は、東山(京都)と湘南工大附(神奈川)を破ってきた大分舞鶴(大分)と対戦する。

また、今大会3連覇を狙う第2シードの相生学院(兵庫)も、準々決勝でノーシードの早稲田実業(東京)に敗れた。相生学院は昨年連覇に貢献している阿多竜也③を擁するダブルスで先勝したものの、シングルスが後に続けずに終戦。一方、相生学院を下す金星を挙げた早稲田実業は、準決勝で名古屋(愛知)対戦することが決定。早稲田実業にとって名古屋は、今年の全国選抜で敗れている相手だけにリベンジを懸けて戦う。

大会3日目となる8月4日(土)は、霞ヶ浦テニスコートと四日市ドームにて9時から、団体戦の準決勝と決勝が行なわれる。

※本文中の丸数字は学年(©スマッシュ)

※写真は大会の様子

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