「ATP250 ロスカボス」(メキシコ・ロスカボス/7月30~8月4日/ハードコート)の準々決勝で、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、イゴル・ゲラシモフ(ベラルーシ)を圧倒しストレート勝利を収めた。スコアは6-1、6-1、…

「ATP250 ロスカボス」(メキシコ・ロスカボス/7月30~8月4日/ハードコート)の準々決勝で、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、イゴル・ゲラシモフ(ベラルーシ)を圧倒しストレート勝利を収めた。スコアは6-1、6-1、試合時間は58分のスピード白星だった。

デル ポトロは現在世界ランキング4位で、スピード感のあるサービスやフラット系のフォアを持ち味にしている。今大会では第1シードで出場しており、マルコス・ギロン(アメリカ)を7-5、6-3で下して勝ち上がってきていた。

ランキングとシード順位で優るデル ポトロは試合開始の直後からゲームを優位に展開。第1ゲームではリターンに回った同選手がブレークポイントを手にすると、そのままブレークを達成。続く自身のサービスをラブゲームでキープすると幸先の良いスタートをきった。

第3ゲームではゲラシモフがサービスでポイントを重ねて先行したものの、デル ポトロが40-15から追いつくと、デュースに。アドバンテージを手にしてブレークのチャンスを窺うと、デル ポトロがブレーク。2ブレークアップとした。

結局、5-1とリードして迎えた第7ゲームのリターンでもデル ポトロが30-40とセットポイントのチャンスに。ゲラシモフに挽回を許してデュースに持ち込まれたものの、再びセットポイントがデル ポトロに訪れた。さらに、ゲラシモフがネットに出ようとしたところを、巧にかわすショットでデル ポトロが得点してブレーク。第1セットを奪い、デル ポトロがリードした。

第2セットでもデル ポトロが引き続き、優位を保って試合を進めた。それぞれサービスをキープして迎えた第4ゲームに、デル ポトロがリターンに回ると、次々と得点。あっという間に0-40の3ブレークポイントとすると、そのままネットにつこうとしたゲラシモフの頭上を抜くロブでブレーク。第1セットと同様にリードを確保した。

さらに、第6ゲームでもデル ポトロはデュースの末にブレーク。5-1とリードを確かなものにした。

最後は自身のサービスゲームを危なげなく手にすると、デル ポトロが準決勝への進出を決めた。次戦では、第3シードのダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と対戦する予定で、過去の戦績はデル ポトロの2勝となっている。(テニスデイリー編集部)

※写真はサーブを放ったデル ポトロ

(Photo by Clive Mason/Getty Images)