現地の8月2日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)大会4日目。男子シングルス2回戦で、第2シードのジョン・イズナー(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のノア…

現地の8月2日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)大会4日目。男子シングルス2回戦で、第2シードのジョン・イズナー(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のノア・ルビン(アメリカ)に4-6、6(6)-7で敗れた。試合時間は1時間39分。この試合は大会3日目に予定されていたが、雨の影響で順延となり大会4日目に行われた。

イズナーは世界ランキング9位で強力なサービスが特徴の選手。7月の「ウィンブルドン」では全6試合で、記録が開始されてから大会最多となる214本のエースを記録。また前週の「ATP250 アトランタ」で優勝しており、2週連続のタイトル獲得を目指していた。対戦相手のルビンは現在、自己最高となる世界ランキング152位。前週の「ATP250 アトランタ」では、予選を勝ち上がり本戦2回戦へ進出していた。

試合は第1セット、イズナーが第7ゲームでブレークされるが、直後の第8ゲームでブレークバックして4-4に。しかし第9ゲームでイズナーはダブルフォルトをおかし、ブレークポイントを握られるとそのままブレークを喫した。続くゲームをルビンがキープし、イズナーは第1セットを落とした。

そして第2セット、第5ゲーム最後のポイントでルビンの靴が壊れるハプニングがあり、これにはイズナーも笑っていた。このセットは互いにブレークすることができず、タイブレークに突入。最後はイズナーのボールがネットにかかり、自身の今大会初戦となる2回戦で敗退となった。

大会公式サイトによると、イズナーは「ノアは私よりも精力的にプレーしていた」「タフな試合だった。そのうえ蒸し暑かった。今日はついていなかったよ」と試合を振り返った。「決して負けたくはないが、そこから明るい兆しを見つけようとしなければならない。私にとって良い負けになるだろう」とイズナーは話す。

また「少し休憩が必要だと思うし、この先トロント、シンシナティ、全米オープンといくつかの大きな大会がある。私はできる限り元気いっぱいの状態でそれらの大会に臨みたい」「時々物事は、不幸に見えても実はありがたいものになることがある。私は今をそのように見なければならない」と前向きに語った。(テニスデイリー編集部)

※写真は初戦敗退となったイズナー

(Photo by Mitchell Layton/Getty Images)