8月2日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)で、チョン・ヒョン(韓国)はマルコス・バグダティス(キプロス)との2回戦を逆転で制して3回戦に進出した。スコアは6(2)-7、…

8月2日、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./7月30日~8月5日/ハードコート)で、チョン・ヒョン(韓国)はマルコス・バグダティス(キプロス)との2回戦を逆転で制して3回戦に進出した。スコアは6(2)-7、6-4、6-3、試合時間は2時間42分だった。

チョンは世界ランキング23位の22歳。クレーコートシーズンで足首に怪我を負い、5月の「ATPマスターズ1000 マドリード」の初戦で敗れて以降、ツアーから離れていた。先に行われた「ATP250 アトランタ」でツアーに復帰し準々決勝まで進出していた。

第1セットはお互い中盤までブレークチャンスがないままキープを続ける。試合が動いたのは第9ゲーム。チョンはブレークポイントのピンチで、バグダティスにフォアのウィナーを許してサービスゲームを失った。しかし、直後にコードボールがバグダティス側のコートに落ちるラッキーなポイントもありブレークバックに成功する。その後試合の流れはいずれにも傾かずにタイブレークに突入すると、チョンは、アウトミスやダブルフォルトも重なり、6(2)-7でセットダウンとなった。

チョンにとっては落とせない第2セットで、同選手は序盤自身のサービスをキープした。すると第7ゲームのリターンで、15-40の2ブレークポイントがチョンに訪れた。

その中で、チョンのフォアハンドに対してバグダティスがアウトミス。1ブレークアップのリードを確保した。第2セットはそのまま6-4でチョンの手に落ちると、勝敗は第3セットで決まる展開に。

チョンは同セットの冒頭のリターンで、30-40とすると、バグダティスのダブルフォルトで結局ブレーク。大きなリードがチョンに転がり込んできた。

加えて、チョンは第9ゲームのリターンでも40-30のブレークポイントを獲得。チャンスをいったんは逃したものの、2度目のデュースから再びブレークのチャンスとなり、マッチポイントがチョンに訪れた。最後はチョンがバグダティスのミスから得点して6-3として勝利を決めた。

チョンはアレックス・デミノー(オーストラリア)とスティーブ・ジョンソン(アメリカ)の試合の勝者と3回戦で対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 アンタルヤ」でのチョン

(Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)