現地時間8月1日、「ATP250 ロスカボス」(メキシコ・ロスカボス/7月30~8月4日/ハードコート)で、西岡良仁(日本/ミキハウス)が第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を破って準々決勝への進出を果たした。スコアは7-6(3)、6…

現地時間8月1日、「ATP250 ロスカボス」(メキシコ・ロスカボス/7月30~8月4日/ハードコート)で、西岡良仁(日本/ミキハウス)が第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を破って準々決勝への進出を果たした。スコアは7-6(3)、6-1、試合時間は1時間25分だった。

西岡は世界ランキング247位(ランキングは7月30日時点)の22歳。小柄ながらも諦めずにボールを追いかけるファイターだ。2017年3月に左膝の前十字靭帯を損傷してその後ツアーを離脱、2018年1月に復帰した。

対戦相手のフリッツは65位の20歳で、若手の中で注目されている選手の一人でもある。今大会では第7シードでの出場となっている。両者にとっては今回が初の対戦となった。

西岡は第1セットで、先にサービスをブレークされて劣勢に立たされた一方で、反撃のチャンスを窺う形でゲームを進めた。

その1ブレークダウンで迎えた第9ゲームに西岡は、フリッツのサービスを攻めて見事にブレーク。均衡のとれた流れに持ち込むと、第1セットはタイブレークにもつれ込んだ。

西岡はミニブレークを随所に重ねて、優位にポイントを獲得すると7-6(3)で制し、1セットアップのリードを築いた。

さらに、第2セットに入ると、西岡の勢いが加速。自身もブレークを喫したものの、フリッツのサービスを次々とブレークしてリードを拡大。結局、1ゲームしか与えずに圧倒し、西岡は第2セットを自身のものにした。

西岡は今回の試合では、セカンドサービスのリターンで強さを見せ、81%と大幅に高い得点率を記録した。

さらに西岡は、試合後自身のTwitterを更新し「久しぶりのツアーベスト8です!明日も試合なので頑張っていきたいと思います!」と投稿している。

西岡は続く準々決勝ではランキング15位の難敵であるファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はガッツポーズをとる西岡(「全豪オープン」でのもの)

(Photo by XIN LI/Getty Images)