7月29日、「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)大会7日目。男子シングルス決勝で、予選勝者のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)がレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)に6-4、0-6、7-5とフ…

7月29日、「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)大会7日目。男子シングルス決勝で、予選勝者のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)がレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)に6-4、0-6、7-5とフルセットの末勝利。試合時間は2時間10分。

バシラシビリは世界ランキング81位(ランキングは7月23日時点)。今大会、予選から出場し見事ツアー初優勝。また、ジョージア人として初めてのツアー優勝者となった。対戦相手のメイヤーは世界ランキング36位。前年の優勝者であり同大会2年連続3回目の優勝を目指すも、準優勝で終えた。

試合は第1セット、バシラシビリが第2ゲームでブレークポイントを握られるが、凌いでキープ。すると直後の第3ゲームでバシラシビリがブレークに成功。そのままリードを保ちバシラシビリはセットを先取した。

続く第2セットは、バシラシビリは1ゲームも取ることができず、メイヤーになんと6ゲーム連取されセットを奪い返された。

そして勝負の第3セット、互いにキープが続く。バシラシビリは5-5で迎えたリターンゲームでブレークに成功すると、直後の第12ゲームをキープして勝利。前年優勝者メイヤーを破りツアー初優勝を飾った。

ATP公式サイトによると、バシラシビリは試合後「私は非常に疲れた、予選を含めて7試合した。文字通りすべての試合で心を捧げた」「すべての選手が間違いなくこのために一所懸命やっていると思うが、私にとっては信じられない瞬間だ」と語った。

また、初めてトロフィーを掲げた気持ちを聞かれると「タイトルを取れるなんて信じられない。キャリアにおいて過去2回決勝進出していたが、タイトル獲得は格別にすばらしいことだよ」「ATP500で優勝することは、私にとって信じられないほど大きなこと」と驚きと喜びを話した。

今大会の優勝によって、バシラシビリは7月30日に世界ランキングが自己最高の35位に。今後の活躍にも注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はツアー初優勝を飾ったバシラシビリ

(Photo by Cathrin Mueller/Bongarts/Getty Images)