7月29日、「ATP250 グシュタード」(スイス・グシュタード/7月23~29日/クレーコート)大会7日目。男子シングルス決勝で、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に7-6(9)…

7月29日、「ATP250 グシュタード」(スイス・グシュタード/7月23~29日/クレーコート)大会7日目。男子シングルス決勝で、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に7-6(9)、6-4で勝利。試合時間は1時間45分。

ベレッティーニは世界ランキング84位(ランキングは7月23日時点)の22歳。今大会シングルス、ダブルス両方に出場し、両方同時にツアー初優勝を飾った。対戦相手のバウティスタ アグートは世界ランキング17位の30歳。キャリア通算9回目、今シーズン3回目の優勝を目指していたが、タイトル獲得とはならなかった。

試合はバウティスタ アグートのサービスから始まった。第1セットは互いにブレークすることができず、タイブレークに突入。タイブレーク5-5で迎えたベレッティーニのサービスでミニブレークを許し、セットポイントを握られる。しかし、ここでバウティスタ アグートがダブルフォルトをおかし6-6とイーブンに。その後ベレッティーニが競り勝ち、セットを先取した。

そして第2セットも互いにキープが続いた。ゲームカウント5-4で迎えたベレッティーニのリターンゲーム、最後はバウティスタ アグートの放ったボールが大きく外れ、ベレッティーニの優勝が決まった。

ATP公式サイトによると、ベレッティーニは試合を振り返って「本当にタフな試合だった」「最初から最後まで、ロベルトをブレークするのは本当に難しかった。もしタイブレークを落としていたら、この試合は厳しいものになっていたと思う。タイブレークでいいプレーができて、第2セットに集中できて僕は幸運だった」と話した。

また、優勝してどんな気持ちか質問されたベレッティーニは「本当に信じられないような1週間だった。僕は人生の中で最高のテニスをしたと思うし、本当に幸せ。シングルスとダブルスの両方でプレーできたことも嬉しく思う」と喜びを語った。(テニスデイリー編集部)

※写真はツアー初優勝を飾ったベレッティーニ(2018年「ウィンブルドン」の時のもの)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)