7月30日、「ATP250 アトランタ」(アメリカ・アトランタ/7月23~29日/ハードコート)で、第1シードで世界9位のATP250(アメリカ)が5度目のタイトル獲得を決める優勝を果たした。決勝の対戦相手となったのは第8シードで53位のラ…

7月30日、「ATP250 アトランタ」(アメリカ・アトランタ/7月23~29日/ハードコート)で、第1シードで世界9位のATP250(アメリカ)が5度目のタイトル獲得を決める優勝を果たした。決勝の対戦相手となったのは第8シードで53位のライアン・ハリソン(アメリカ)で、スコアは5-7、6-3、6-4だった。試合時間は1時間59分だった。

イズナーは、今大会では過去に4連覇していたほか、3回の準優勝にも輝いていた。今大会で9年連続でのベスト4入りしており、ハリソンとのアメリカ人同士でのタイトル争いを制した形だ。

イズナーは長身からの強烈なサービスを武器にしており、今回の決勝戦でもサービスゲームをキープしながらゲームを消化。一方で、ハリソンのサービスをブレークするにも及ばず、両選手ともにブレークの隙を窺いながらの展開となった。

第1セットの行方を分けたのは5-5で迎えた第11ゲームのイズナーのサービスゲームだった。40-15となり手堅くキープするかに見えたイズナーだったものの、デュースに持ち込まれると、3度目のデュースから自身のアウトミスでブレークポイントのピンチに。

イズナーはここでハリソンからのリターンを返球しきれずにブレークされてしまい、1ブレークダウンのビハインドとなった。さらにそのまま続くゲームはハリソンのキープに終わり、イズナーは1セットダウンの劣勢に立たされた。

一方で第2セットは、もうセットを落とせないイズナーが逆に中盤でリードを築いた。

イズナーもハリソンもそれぞれキープして訪れた第6ゲームに、イズナーがリターンでチャンスに。30-40のブレークポイントを手にすると、イズナーは続くポイントでハリソンのネットミスからブレーク。その後は自身のサービスゲームを守り切り第2セットはイズナーの手に落ち、スコアは均衡を取り戻した。

勝敗を分ける第3セットではしかし、早々に流れが傾いた。第1ゲームでリターンに回ったイズナーが、30-40でブレークポイントとなり好機に。イズナーは次のポイントでベースライン付近での打ち合いから、バックサイドへのフォアをウィナーにしてブレーク。大きなリードを確保した。

その後、同セットでは両選手ともに、自身のサービスゲームをブレークさせず、イズナーが押し切って幕を閉じた。結局イズナーが2013年以降に重ねてきた「ATP250 アトランタ」での優勝回数を5回に伸ばして大会を締めくくった。(テニスデイリー編集部)

※写真はアトランタで5度目のタイトル獲得を決めたイズナー

(Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)