「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がニコラス・ジャリー(チリ)と対戦。6(5)-7、6(7)-7のストレート…

「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がニコラス・ジャリー(チリ)と対戦。6(5)-7、6(7)-7のストレートでティームが敗れ、準々決勝で姿を消した。試合時間は1時間57分。

両者は今回が初の対戦。世界ランキング8位、第1シードのティームが、世界ランキング69位、ノーシードのジャリーに敗れるという波乱の一戦となった。

第1セットの第3ゲームで先にブレークを果たしたティームは、第7ゲームでもブレークポイントを握ったが、ここはしのがれてしまった。1ブレークアップのまま迎えた第10ゲームで長いラリーの末にブレークバックを喫し、第1セットはタイブレークへともつれこんだ。

先にミニブレークしたのはティームだが、すぐにミニブレークバックされてリードを作ることができない。直後にジャリーがダブルフォルトを犯して再びリードしたティームだったが、ポイント5-4としたところで2本連続のミニブレークを許し、続くラリーでティームは必死にボールを追いかけたがリターンがサイドアウトとなって第1セットを6(5)-7で落としてしまった。

続く第2セットは荒れた序盤で幕を開けた。第1ゲームでブレークされたティームが第2ゲームをラブゲームでブレークバックするも、第3ゲームで再びブレークされてしまう。ティームは第4ゲームでデュースの末にブレークバックしてなんとかイーブンに戻し、そこからお互いにキープの展開に。そして第2セットもタイブレークで決着をつけることになった。

タイブレーク序盤でミニブレークに成功したティームがそのリードを保ってポイント6-3として3本のセットポイントを握る。しかしそこからジャリーに4連続でポイントを奪われ、逆にポイント6-7とマッチポイントを握られてしまう。ティームもミニブレーク1本を返したものの、流れを引き寄せることができずに6(7)-7で第2セットを落とし、準々決勝敗退となってしまった。

勝利したジャリーは、準決勝でニコラス・バシラシビリ(ジョージア)と対戦する。バシラシビリはパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を破っての勝ち上がり。(テニスデイリー編集部)

※写真は準々決勝で姿を消したティーム

(Photo by Daniel Bockwoldt/picture alliance via Getty Images)