7月26日、「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)で、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、男子シングルス2回戦でジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-2、6-2で下して準々決勝に駒を進めた。試…

7月26日、「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)で、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、男子シングルス2回戦でジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-2、6-2で下して準々決勝に駒を進めた。試合時間は1時間11分だった。

ティームは力強い片手バックハンドを持ち、フォア、バックとも大きなフォームから強烈なスピンをかけた打球を放ち、クレーコートを得意にしている。今大会では第1シードで現在の世界ランキングでは8位だ。

ミルマンは意外性には乏しいが、実直で堅いテニスをベースに、勝負所でパワーを使ってくるストローカー。ネットプレーでの安定感も高い。ランキングは50位とトップ100ではちょうど中堅どころだ。

両者は今回が3回目の対戦で、過去の対戦成績はティームの2勝0敗。

試合は、ティームが序盤から主導権を握ってゲームが進行。第3ゲームでミルマンのネットミスやアウトミスから3ブレークポイントとなると、ティームが1ポイントを失いはするものの、続くポイントでストロークの打ち合いを制してブレーク。早々にリードを築いた。

また第5ゲームのリターンでティームは再びチャンスを迎えた。3ブレークポイントをものにはできなかった一方で、デュースに入ると3度目のデュースで同ゲーム5度目のブレークポイントに。

すると、ベースライン後方でのストロークの応酬の中でミルマンにミスが出てティームが第1セットで2度目のブレーク。そのまま第1セットを6-2で獲得した。

第2セットに入っても、ティームが優位に試合を展開。第1ゲームで2ブレークポイントがティームに訪れると、再びミルマンのアウトミスから得点し、早速1ブレークアップのリードとした。

4-2のリードで迎えた第7ゲームにもティームが再びブレークに成功すると、続く自身のサービング・フォー・ザ・マッチをデュースに持ち込まれながらもものにし、白星を手にした。

得意のクレーで見事に勝利したティームは、続く準々決勝では世界69位のニコラス・ジャリー(チリ)と対戦する予定だ。両者にとっては、今回が初の対戦となる。(テニスデイリー編集部)

※写真はバックハンドの構えを取るティーム

(Photo by Daniel Bockwoldt/picture alliance via Getty Images)