セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、ドーピング検査の対象になる頻度に不満を示した。Twitterアカウントで「また"セレナを検査"の時間になった」と投稿しており、セレナのうんざりした心情がわかる。セレナはグランドスラムを23度制した経験を持…

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、ドーピング検査の対象になる頻度に不満を示した。Twitterアカウントで「また"セレナを検査"の時間になった」と投稿しており、セレナのうんざりした心情がわかる。

セレナはグランドスラムを23度制した経験を持つ36歳。昨年から今年にかけて妊娠出産のために1年以上ツアーを離れ、2017年9月には娘を出産。その後、今シーズンに入って復帰している。

今回の検査員の再度の訪問を受けた後、セレナは火曜の夜にTwitterへコメントを投稿していた。「『無作為に』選んで、セレナだけを検査する、あの時間がやってきた。選手全員の中で私が一番検査されていることは、証明されている。差別?そう思う。少なくとも、私はこのスポーツをクリーンに保ち続ける」。

またセレナは、2つ目の投稿で「でも、スポーツをクリーンにするためならどんなことだってするつもりだから、受けて立つ。ワクワクするわ」と付け加えた。

かねてからセレナは他の米国人テニス選手よりも頻繁にドーピング検査の対象になっており、不満を漏らしてきていた。その一つとして「ウィンブルドン」の開幕前日にも「みんなを平等に検査して」ともコメントしていた。

またスポーツ情報サイトの「デッドスピン」の記事によると、セレナは2018年6月までに5回の検査を受けており、男女両方の米国人選手を通じて最も多いという。

セレナはアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れた後で、グランドスラムで優勝する力がまだあることを自分自身に証明できたと語っており、グランドスラムのタイトルをもう一度手にすれば、マーガレット・コートが持つ24度の優勝という史上最多に並ぶ。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真はコーチに話かけるセレナ(2018年インディアンウェルズでのもの)

(Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)