錦織圭(日本/日清食品)が、ハードコートシーズンの本格化に向けた準備を進めている。アプリを通じて練習の様子を紹介するとともに、Twitterに「ATP500 ワシントンD.C.」(シティ・オープン)へ向け準備中だと投稿した。錦織は今年、2月…

錦織圭(日本/日清食品)が、ハードコートシーズンの本格化に向けた準備を進めている。アプリを通じて練習の様子を紹介するとともに、Twitterに「ATP500 ワシントンD.C.」(シティ・オープン)へ向け準備中だと投稿した。

錦織は今年、2月の「ニューヨーク・オープン」で右手首の怪我からツアーへ復帰すると「ATPマスターズ1000 モンテカルロ」では決勝に進出、「ATPマスターズ1000 ローマ」や「ウィンブルドン」で準々決勝に進出するなど、調子も取り戻してきている。

「ウィンブルドン」では、後に優勝するノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、6-3、2-6、2-6と一歩及ばずに、錦織は敗退。ハードコートシーズンへと目先を変えていた。

今回、その錦織は、「ATP500 ワシントンD.C.」へ向けた準備だとして「懸命に練習中」と書いてTwitterへ投稿して動画を紹介。錦織は動画では、上半身裸でベースライン付近でフォアで打球した後、左右に駆けてフォア、バックと返球する姿を見せており、順調に準備を進めているようだ。

またコーチを務めるマイケル・チャンは、錦織の2018年のハードコートシーズンについて「(錦織は)今年残り、守るべき昨年のツアーポイントはほぼない。彼が何をしてもポイントが追加されるだけなので、これからはランキングも上に上がるしかない」と話しており、年末にかけては錦織の順位変動も焦点の一つになりそうだ。

また「夏の間彼は調子良く進むだろう。通常夏の間はとても上手くやっているし、彼はハードコートでプレーするのが好きだから。特に『全米オープン』ではグランドスラムの中で最も成功している」ともチャンコーチは話しており、8月末に始まる「全米オープン」に向けたシーズンでの活躍に期待できそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ワシントンD.C.」でバックの打球体勢に入る錦織

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)