7月25日、「ATP250 グシュタード」(スイス・グシュタード/7月23~29日/クレーコート)で、ダニエル太郎(日本/エイブル)は男子シングルス2回戦でロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)に対して6-4、4-6、7-6(4)の接戦を…

7月25日、「ATP250 グシュタード」(スイス・グシュタード/7月23~29日/クレーコート)で、ダニエル太郎(日本/エイブル)は男子シングルス2回戦でロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)に対して6-4、4-6、7-6(4)の接戦を制して準々決勝への進出を決めた。試合時間は2時間46分だった。

ダニエルは、5月の「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」で、自身初のツアー優勝。脚力を生かした頑強なストロークを持ち味にしており、クレーコートを得意とする。世界ランキングは88位だ。

カルバレス バエナは25歳で、世界ランキングでは75位だ。1回戦ではギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)に7-6(3)、6-2で勝利し、2回戦に進出していた。

試合ではダニエルは序盤にリードを築いて第1セット序盤のゲームを消化。第2ゲームの自身のリターンでカルバレス バエナに対してサービスをブレークすると、ダニエルが1ブレークアップのリードに。

その後、キープ合戦に入ると第1セットは終盤まで進展。ダニエルはしかし第9ゲームで、自身のサービスをブレークされてしまい、リードをいったん帳消しにされてしまった。

一方で、ダニエルは続くゲームで再びカルバレス バエナのサービスに対してブレークポイントを獲得。そのままダニエルがチャンスをものにして第1セットは同選手の手に落ちた。

第2セットは一転してダニエルはカルバレス バエナに中盤以降先行を許した。序盤は、両者ともにサービスキープをしたものの、ダニエルがサービスゲームを落とした。

1ブレークダウンのビハインドとなったダニエルは、そのまま押し切られ、第2セットはカルバレス バエナに奪われてしまった。

最終第3セットは、ダニエルはカルバレス バエナと激しい攻防を繰り広げた。中盤、終盤とそれぞれブレークし合い、決着はつかずに勝敗はタイブレーク次第に。ダニエルはその中でミニブレークの奪い合いを制して、7-6(4)で第3セットを獲得。白星を手にした。

続く準々決勝でダニエルは第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する予定だ。過去に両者の対戦はなく、今回が初顔合わせとなる。(テニスデイリー編集部)

※写真はサーブを放つダニエル(2018年イスタンブールでのもの)

(Photo by Muhammed Enes Yildirim/Anadolu Agency/Getty Images)