「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)で、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、男子シングルス1回戦のコランタン・ムーテ(フランス)を6-4、6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。試合時間…
「ATP500 ハンブルク」(ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/クレーコート)で、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、男子シングルス1回戦のコランタン・ムーテ(フランス)を6-4、6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。試合時間は1時間21分だった。
ティームは、今大会第1シードで6月の「全仏オープン」でも決勝まで進出。さらに得意のクレーでの大会に臨んだ。一方で、コランタン・ムーテ(フランス)は予選勝者で、現在の世界ランキングは119位となっている
試合は落ち着かない形で始まった。ティームは第1ゲームでいきなりブレークするも、第2ゲームでは一転ピンチに。
2ブレークポイントを凌ぎデュースに持ち込んだティームだったが、結局ブレークバックを許した。
それでもティームが第7ゲームに試合を動かす。30-40のブレークポイントではチャンスを活かせなかったものの、最初のデュースでアドバンテージにすると、ストロークの打ち合いでムーテにアウトミスが出て、ティームがブレーク。リードを確保した。
第1セットは結局ティームがこのリードを守り切り、6-4で自身のものにした。
第2セットもティームは、前セットと同様にブレークでリードされたものの一気に巻き返す展開。
第2ゲームのサービスを失った一方でティームは、続く第3ゲームで巧みなドロップショットなどでブレークポイントを獲得した。さらにムーテのミスも重なり、ティームがイーブンに戻した。
さらに第5ゲームでティームのリターンでも、チャンスが訪れた。ムーテがネットしてしまうミスなどで、2ブレークポイントを手にすると、ストロークの応酬で打ち勝ちブレーク。逆にリードを手にした。
その後、ティームは自身のサービスゲームで隙を見せなかっただけでなく、次々とムーテのサービスゲームも奪い、リードを広げた。結局、第2セットではティームが3度のブレークを重ねて6-2で勝利を決定づけた。
試合を通じて、ティームのセカンドサービスでの得点率が64%(25本中16本で得点)と際立った。逆にムーテは25%(20本中5本)となり、セカンドサービスでの得点率が比較的大きな勝敗を分ける点になったといえそうだ。
ティームはジョン・ミルマン(オーストラリア)と2回戦で戦う予定だ。ミルマンは今大会の1回戦ではヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を7-5、6-3で下している。(テニスデイリー編集部)
※写真はガッツポーズをとるティーム
(Photo by Daniel Bockwoldt/picture alliance via Getty Images)