7月23日、「江西オープン」(中国・南昌/7月23~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、奈良くるみ(日本/安藤証券)はルー・ジンジン(中国)に逆転され敗退した。スコアは6-3、2-6、4-6、試合時間は2時間6分だった。奈良は第…

7月23日、「江西オープン」(中国・南昌/7月23~29日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、奈良くるみ(日本/安藤証券)はルー・ジンジン(中国)に逆転され敗退した。スコアは6-3、2-6、4-6、試合時間は2時間6分だった。

奈良は第1セットに、冒頭の自身のサービスゲームをキープすると、2ゲーム目でも3ブレークポイントのチャンスを掴む。1ポイントを失い足踏みしたものの、続くポイントでブレーク。最高の立ち上がりを見せた。

しかし、同セット中盤にはジンジンが逆に奈良のサービスとなった第5ゲームで3点連取するなど、奈良にピンチが訪れる。サービスでは凌ぎ切れなかった奈良だったが、続くリターンで再びブレークすると、1ブレークアップのリードを再び確保した。

第1セットについては、奈良はそのまま押し切り、6-3で手にして、ゲームは第2セットへ。

奈良はその後、なかなか優位を奪えずに苦しい展開。第2セットの第4ゲームでブレークを喫して、リードを許すと、奈良はリターンでジンジンを追い詰める場面も見せたものの、決定的なポイントを奪えずに挽回するまでには至らなかった。

結局、第2セットは第8ゲームでも奈良がブレークされてしまい、2-6とセットカウントでもイーブンとなった。

勝敗の決まる第3セットに奈良はジンジンと競り合い、お互いにブレークし合いながら試合を運んだ。第4ゲームで自身のサービスをブレークされてしまったものの、続くゲームでブレークバック。

第9ゲームを終えるまでに、奈良はジンジンともう1ブレークずつ分け合うと、4-5からのサービスで2ブレークポイントに直面するピンチに。1ポイントを奪い返し粘りは見せたものの、最後は痛恨のブレーク。奈良は黒星で大会を去ることになった。(テニスデイリー編集部)

※写真はボールを追う奈良(イーストボーンでのもの)

(photo by Hongbo Chen/Action Plus via Getty Images)