7月23日、「ATP250 グシュタード」(スイス・グシュタード/7月23~29日/クレーコート)で、ダニエル太郎(日本/エイブル)が男子シングルス1回戦でエリアス・ウマー(スウェーデン)にストレート勝利で大会のスタートを切った。スコアは7…

7月23日、「ATP250 グシュタード」(スイス・グシュタード/7月23~29日/クレーコート)で、ダニエル太郎(日本/エイブル)が男子シングルス1回戦でエリアス・ウマー(スウェーデン)にストレート勝利で大会のスタートを切った。スコアは7-6(9)、7-5、試合時間は2時間2分だった。

ダニエルは頑強なストロークを持ち味とする一方で、ウマーも堅いストローク力を有しており、ストローカー同士の試合となった。ダニエルにとっては、自身が得意とし初優勝した際と同じコート種別での試合となり期待がかかっていた。

そのダニエルは第1セットの序盤から、ウマーとともにサービスをキープし合ってリードさせなかった一方で、自身もリードを奪うまでには至らずに展開。12ゲームを消化して、スコアはタイとなり、タイブレークにもつれ込んだ。

ダニエルはその中で、セットポイントが3度訪れたもののいずれも決めきれなかったが、4度目のセットポイントでようやく得点。1セットアップリードで、折り返す形になった。

さらに第2セットでもダニエルは中盤で勢いづく。3-2で迎えた第6ゲームでダニエルがリターンを迎えると、トントン拍子に得点し3ブレークポイントに。

ウマーの粘りに2ポイントを連続で失ったものの、3度目のブレークチャンスを活かし、ダニエルが1ブレークアップのリードを築いた。

ダニエルは結局、リードを帳消しにされる1ブレークを第9ゲームで喫したものの、タイブレーク直前の第12ゲームに再びブレーク。勝利を決めた。

ただ、試合後の数値はほぼ互角で、獲得ポイント数はダニエル、ウマーともに87ポイントで同じだった。サービスのポイント獲得率も、ダニエルは64%だったものの、ウマーの66%とほぼ同じ。さらにリターンポイントの獲得率も、ダニエルの34%に対して、ウマーは36%とほぼ変わらない、実力の拮抗した試合だったといえそうだ。

ダニエルは続く2回戦で、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する予定だ。同選手はギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)を7-6(3)、6-2で敗って勝ち上がってきている。(テニスデイリー編集部)

※写真は打球体勢に入るダニエル太郎(イスタンブールでのもの)

(Photo by Muhammed Enes Yildirim/Anadolu Agency/Getty Images)