7月21日、コーチのマイケル・チャンが主宰する慈善イベント「マイケル・チャン・テニス・クラシック」に今年も参加した錦織圭(日本/日清食品)。ロサンゼルス・タイムズによると、今年はエキシビションマッチではチャンコーチと別々のペアを組み、ダブル…

7月21日、コーチのマイケル・チャンが主宰する慈善イベント「マイケル・チャン・テニス・クラシック」に今年も参加した錦織圭(日本/日清食品)。ロサンゼルス・タイムズによると、今年はエキシビションマッチではチャンコーチと別々のペアを組み、ダブルスの試合をしたようだ。

そのチャンコーチが、錦織のハードコートシーズンでの展望について語った。「(錦織は)今年残り、守るべき昨年のツアーポイントはほぼない。彼が何をしてもポイントが追加されるだけなので、これからはランキングも上に上がるしかない」

実際今年の残りシーズンで錦織が失効するポイントは、7月下旬に開催される「ATP500 ワシントンD.C.」での180ポイントと、翌週の「ATPマスターズ1000 トロント」での10ポイントのみだ。昨年錦織は、さらに翌週行われた「ATPマスターズ1000 シンシナティ」を前に右手首の怪我で、昨年いっぱいツアーを離脱した。

チャンコーチはさらに続けて好材料を話す。「夏の間彼は調子良く進むでしょう。通常夏の間はとても上手くやっているし、彼はハードコートでプレーするのが好きだから。特に『全米オープン』ではグランドスラムの中で最も成功している」「『ウィンブルドン』での彼のドローは簡単ではなかった。彼は芝コートにとても強い選手たちを打ち破るため、非常に良く冷静さを保ち、とてもポジティブだったと思う。コーチとして私にはそれが非常にはっきり分かった」

錦織自身にとってもファンにとっても、いよいよ楽しみなハードコートシーズンがやって来た。(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年「全豪オープン」での錦織(右)とマイケル・チャン(左)

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)