2014年には浦和学院を4-1で破った

 第100回全国高校野球選手権記念南埼玉大会は23日、県営大宮球場で南大会の決勝が行われ浦和学院が川口を17-5で下し、5年ぶり13度目の甲子園を決めた。53年ぶり2度目の決勝に進んだ川口は惜しくも敗れた。

 2014年の第96回大会3回戦。今回と同じくノーシードの川口は。春の県大会を制したAシード浦和学院を4-1で負かした。さらにこの2年前、強豪・大宮東のOBである鈴木将史監督が着任した12年の第94回大会では延長10回、1-2でサヨナラ負け。常に優勝候補の浦和学院を相手に素晴らしい競り合いを演じてきたのだ。

 鈴木監督は「2回の大量失点が勝負を分けた。(3ランを放った)蛭間君は埼玉でもトップクラスの打者なので仕方ないが、やはりあの一発が痛かった」と悔やんだ。

 初回に2点を先制されたが、その裏にすぐ追い付き、ベンチは大いに盛り上がった。しかし、それも刹那的な喜びに終わった。2回と8回に5失点し、9回にも4点を奪われ計17失点。決勝でなかったら8回コールド負けだった。

 それでも敗軍の将は、1県1代表制に移行してからの初の決勝進出に「学校の歴史を動かした選手を褒めたい」と労をねぎらった。決勝までの6試合中、5試合で先発した2年生エースの岩城竣介は「左打者は苦手の上、疲れもたまっていました。蛭間さんには内角を狙ったのだが、真ん中に入ってしまった」と先輩に申し訳なさそうに振り返った。(河野正 / Tadashi Kawano)