高額な収入でも知られるトップテニス選手が、世界中のセレブと比較するとどの程度になるのか。フォーブスによる、最新(7月16日付)のセレブ100人の収入ランキングから見てみよう。その中で、上位入りを果たしたのはやはり、スーパースターのロジャー・…

高額な収入でも知られるトップテニス選手が、世界中のセレブと比較するとどの程度になるのか。フォーブスによる、最新(7月16日付)のセレブ100人の収入ランキングから見てみよう。

その中で、上位入りを果たしたのはやはり、スーパースターのロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)で、高収入者としても存在感を示した。

同ランキングによれば、フェデラーは23番目に多い収入を得ており、7,720万ドルを稼いでいるという。またフォーブスは、フェデラーが約1億1,600万ドルの賞金をキャリアを通じて得ていることを紹介。大会での優勝賞金以外にも、メーカーとのタイアップなどで巨額の報酬を受け取っていることも言及した。

ほかにも今回、フェデラーはメルセデスベンツやチョコレートブランドのリンツとの契約を2017年末に更新したほか、パスタのバリラと4,000万ドルのスポンサー契約を昨年に締結。

同様に、ラケットメーカーでもあるウィルソンや大手金融機関のクレディスイス、高級時計のブランドであるロレックス、シャンパンで知られるモエ・エ・シャンドン、ネットジェッツも、フェデラーとのパートナーシップを結んでいる。

さらにフェデラーは、ユニクロのグローバルアンバサダーにも就任。同選手は長年ナイキのウェアを着用していたが、今年3月に両者は契約満了。今年の「ウィンブルドン」では突然、ユニクロのウェアを着てコート上にフェデラーが現れ、周囲を驚かせたことも記憶に新しい。

フェデラーとユニクロとの契約については、ESPNは3億ドルの10年契約と報じている。

一方で、ナダルも72位にランクインし、4,140万ドルを稼いでいるという。

フォーブスはナダルを、「最高のクレーコートプレーヤー」と紹介した上で、2017年の「全豪オープン」と「全仏オープン」で600万ドル以上の賞金を獲得したと指摘。最近12ヶ月では、1,440万ドルの賞金を得て、9,800万ドルを現在までのキャリアで稼いだとのこと。

また、ナダルはナイキ、バボラ、キアモーターズ、スペインの大手通信事業者テレフォニカ、スペインの銀行であるバンコサバデルなどとパートナーシップを締結。契約した商品を選手が使用するエンドースメント契約で、2,700万ドルの収入を得ており、スーパースターの両選手の経済面での巨人ぶりも見せつけられたといえそうだ。

ちなみにこのランキングで1位を獲得したのは、ボクサーのフロイド・メイウェザーで2億8,500万ドル。2位は俳優のジョージ・クルーニーで2億3,900万ドルとなっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は正装姿のフェデラーとナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images for Laver Cup)