2018年「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)がいよいよ、約1ヶ月後に迫りつつある。日本人選手もハードコートでの練習を開始するなど、新シーズンに向けて動き始めている。今回の「全米オープン」では7月1…

2018年「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)がいよいよ、約1ヶ月後に迫りつつある。日本人選手もハードコートでの練習を開始するなど、新シーズンに向けて動き始めている。

今回の「全米オープン」では7月16日付のランキングを参考にストレートインする選手を決める見通しで、錦織圭(日本/日清食品)らの活躍にも期待がかかりそうだ。

錦織は、7月16日付のランキングで20位に入っており、先日行われた今年の「ウィンブルドン」では準々決勝に進出。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に、3-6、6-3、2-6、2-6で黒星を喫したものの、錦織のグランドスラムでの上位進出の可能性はあるはずだ。

「全米オープン」での直近の錦織の成績は、2016年の準決勝進出、2015年は1回戦敗退だったものの、2014年には準決勝でジョコビッチから白星を獲得し決勝に進出、優勝まであと1歩に迫っていた。

錦織の他、同大会へ出場する見通しの日本人選手は、現在世界70位の杉田祐一(日本/三菱電機)、世界89位のダニエル太郎(日本/エイブル)になりそうだ。

一方で、女子ではすでにお馴染みの大坂なおみ(日本/日清食品)が18位でシード圏内だ。ハードコートは大坂の得意コートでもあり、一昨年と昨年の3回戦進出という実績を超えてくるかどうかも焦点の一つになりそうだ。

大坂は7月15日に終えた「ウィンブルドン」では、今大会の優勝者となったアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れ、残念ながら3回戦で敗退となったが、雪辱を果たしてほしいところだ。

大坂の他、奈良くるみ(日本/安藤証券)が現在は世界99位にランクインしており、同大会での活躍が期待される。名だたる強豪もエントリーすることになるが、どう対抗するかも注目したい。(テニスデイリー編集部)

※写真はラケットのストリングスを直す錦織

(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)