7月19日、「プラバラグナ・クロアチア・オープン・ウマグ」(クロアチア・ウマグ/7月16~22日/クレーコート)でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、ツアー復帰戦を見事に勝利で飾った。4月以来、腰の故障からツアーを離れていたが、まずはいい形で…

7月19日、「プラバラグナ・クロアチア・オープン・ウマグ」(クロアチア・ウマグ/7月16~22日/クレーコート)でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、ツアー復帰戦を見事に勝利で飾った。4月以来、腰の故障からツアーを離れていたが、まずはいい形でカムバックした。

出場したのは男子シングルス2回戦、対戦相手はフェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)で、スコアは6-4、6(4)-7、6-3、試合時間は2時間29分だった。

ルブレフは現在、世界ランキングで35位の20歳。「ネクストジェン」の一人にも数えられており、今後の活躍にも期待がかかる。今大会では第4シードでの出場だ。

試合では当初、ルブレフが第1セット第1ゲームから、優位を掴んでゲームを運んだ。最初のリターンで、同選手は、オジェ アリアシムのロングアウト、ネットミスなどで0-40の3ブレークポイント。さらに、バックハンドでの打ち合いを制し、ルブレフのブレークとなった。ゲーム序盤から1ブレークアップのリードを築いた形だ。

第1セットはその後、ルブレフが自身のサービスを手堅くキープ。リターンではチャンスは訪れるものの、決定的な得点はできずに、第1セットはそのまま6-4でルブレフの手に落ちた。

第2セットはしかし、開始直後から一進一退の攻防。ルブレフは第1ゲームをブレークしたものの、第2ゲームではサービスキープできず。続く2ゲームでも両選手ともにブレークし、4ゲームのブレーク合戦となった。

同セットは結局、タイブレークにもつれ込んだが、ルブレフが4-5となった勝負どころで連続ミニブレークを喫してしまった。その結果、セットカウントではイーブンとなり、勝敗は第3セットの行方次第となった。

その第3セットでは、ルブレフは一時は劣勢に。第1ゲームのサービスをブレークされてしまい、巻き返しを図らなければならなくなった。

ルブレフは優位を奪われながらも落ち着いてプレーし、第6ゲームでチャンスを活かした。ダブルスフォルトでの幸運な得点もありブレークポイントを迎えると、デュースとなった後にアドバンテージを得る。続くポイントでルブレフのバックハンドがラインギリギリに突き刺さりウィナーに。ブレークとなり、スコアは均衡を取り戻した。

すると、ルブレフは次のリターンでも0-40とした。ストロークの打ち合いとなった次のポイントを制すると、ルブレフの1ブレークアップのリードとなった。結局、続くサービスをルブレフがデュースに持ち込まれながらもキープ。勝利を決めた。

ルブレフは次の準々決勝で第6シードのロビン・ハッサ(オランダ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は身体を伸ばしボールを追うルブレフ

(Photo by Laurent Lairys/Action Plus via Getty Images)