7月15日に、「ウィンブルドン」はノバク・ジョコビッチ(セルビア)の優勝で幕を閉じた。今年3つ目のグランドスラムを終え、若手の年間No.1を決める「Next Gen ATP ファイナルズ」の出場権を巡るレース・トゥ・ミランも構図が固まってき…

7月15日に、「ウィンブルドン」はノバク・ジョコビッチ(セルビア)の優勝で幕を閉じた。今年3つ目のグランドスラムを終え、若手の年間No.1を決める「Next Gen ATP ファイナルズ」の出場権を巡るレース・トゥ・ミランも構図が固まってきた。

今回の順位の更新では、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が1位を引き続き独走。2位以下を大きく引き離して、首位をひた走っているところだ。昨年の「Next Gen ATP ファイナルズ」では出場圏内だったズベレフだが、「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を得ていたことから、同大会に出場。今年も、「Next Gen ATP ファイナルズ」に出場しない可能性もある。

また、ステファノス・チチパス(ギリシャ)が一つ順位を上げて2位に。今年の「ウィンブルドン」では4回戦まで進出し、ジョン・イズナー(アメリカ)に道を阻まれはしたものの、レース・トゥ・ミランの順位は上昇。その結果、独走状態のズベレフに2,000ポイント以上の差をつけられてはいるが好位置につけた。

一方で、順位を1つ落としてチチパスと入れ替わりで3位になったが、デニス・シャポバロフ(カナダ)も上位を維持。5月中旬以来、上位を維持してきたトップ3が、それぞれ順位を維持した形だ。

最新の順位では4位にフランシス・ティアフォー(アメリカ)、5位にアレックス・デミノー(オーストラリア)、6位にテイラー・フリッツ(アメリカ)、7位にジャウメ・ムナール(スペイン)、8位にアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が入っており、出場権獲得圏内にとどまっている。日本人選手としては、綿貫陽介(日本/日清食品)の23位が現在のところ最高だ。

【7月16日付レース・トゥ・ミランランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 3,585

2.(3)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 1,037

3.(2)デニス・シャポバロフ(カナダ) 910

4.(4)フランシス・ティアフォー(アメリカ) 828

5.(5)アレックス・デミノー(オーストラリア) 705

6.(6)テイラー・フリッツ(アメリカ) 618

7.(7)ジャウメ・ムナール(スペイン) 466

8.(8)アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 440

9.(10)ホベルト・ホルカシュ(ポーランド) 344

10.(9)キャスパー・ルード(ノルウェー) 327(テニスデイリー編集部)

※写真はサーブを放つA.ズベレフ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)