女子ダブルスでペアを組むキムソンイ(北朝鮮)/ソヒョウォン(韓国) 写真:AFP/アフロ 張本智和(JOCエリートアカデミー)、伊藤美誠(スターツSC)が中国を倒し、男女シングルスで優勝したITTFワールドツアー「ジャパンオープン荻村杯」か…

女子ダブルスでペアを組むキムソンイ(北朝鮮)/ソヒョウォン(韓国) 写真:AFP/アフロ

 張本智和(JOCエリートアカデミー)、伊藤美誠(スターツSC)が中国を倒し、男女シングルスで優勝したITTFワールドツアー「ジャパンオープン荻村杯」から約6週間。その間、日本の選手たちはナショナルチームの合宿などでさらなる強化を図り、シーズン後半戦の始まりを告げる「韓国オープン」<7月17〜18日・予選、19〜22日・本戦/大田>に臨んでいる。



 19日からの本戦の注目ポイントは、やはり日本 vs 中国だろう。韓国オープンはワールドツアーの最高格付けにあたるプラチナ大会に位置付けられており、獲得ポイントも賞金も高いため、世界ランク上位の選手がこぞってエントリーしている。特に女子は熾烈で世界ランク3位までを占める朱雨玲、王曼イク、陳夢ほか、丁寧、劉詩ブンら中国勢がずらり顔をそろえる。

伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba


 だが、それ以外でも世界ランク11位の顧玉婷が女子シングルス1回戦で伊藤と激突。伊藤はいきなり強敵を迎え撃つ。伊藤いわく「1回だけでなく続けて中国人選手に勝ちたい」とのこと。

 さらに女子シングルス1回戦では平野美宇(日本生命)と今シーズン好調の芝田沙季(ミキハウス)の日本人対決も。ちなみに平野と伊藤は石川佳純(全農)と同じブロックに入っており、それぞれ勝ち進んだ場合、準々決勝でまずは伊藤と石川が対戦することとなる。

 そんな中、早田ひな(日本生命/希望が丘高校)は今大会、女子シングルス予選から臨んだが足首に痛みを訴え棄権している。

世界卓球2018 張本智和vsチョン ヨンシク Photo:Itaru Chiba


 男子は久しぶりに水谷隼(木下グループ)がワールドツアーに登場。1回戦を突破すると順当にいけば第1シードのオフチャロフ(ドイツ)との対戦が待っており、大きな見どころとなる。また張本は今年の世界卓球2018スウェーデン(団体戦)準々決勝で敗れた韓国のチョン ヨンシクと1回戦で対決。何としてもリベンジを果たしたいところだ。

(文=高樹ミナ)