WTA(女子テニス協会)は7月16日、「ウィンブルドン」の結果を受けたランキングを公表した。芝のグランドスラムを経て、大坂なおみ(日本/日清食品)は順位を変えずに18位を維持し、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は28位にジャンプアップしてき…
WTA(女子テニス協会)は7月16日、「ウィンブルドン」の結果を受けたランキングを公表した。芝のグランドスラムを経て、大坂なおみ(日本/日清食品)は順位を変えずに18位を維持し、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は28位にジャンプアップしてきた。
「ウィンブルドン」に第18シードで出場した大坂は、3回戦まで進出。ただ、第11シードで最終的には優勝を果たすアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦し、同選手は2-6、4-6のストレートで敗退。その結果、大坂のランキングは前週から変わらなかった。
一方で、妊娠出産などからの復帰後2度目のグランドスラムへの出場でその動向も注視されていたセレナは、決勝戦まで勝ち上がり、準優勝で大会を終えた。
セレナの準優勝のランキングへの影響に目を転じると、前週の同選手の順位は181位だったが、28位とトップ30以内に飛び込み、セレナの存在感が改めて示された。今回の153位も引き上げたトップ30入りを皮切りに、再び何位まで順位を上げてくるかも注目だ。
一方で、優勝したケルバーも当然ランキングを上げてきており、最新のランキングでは4位とトップ5入り。前週の10位からは6つ順位を上げた形になり、上位をキープしてきたガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を逆転した形だ。
ほかに順位を大きく動かした選手の一人はベリンダ・ベンチッチ(スイス)で、1回戦で第6シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を破って4回戦まで進出。ケルバーに黒星を喫したものの、ベンチッチのランキングも11位上がり、45位となっている。◇ ◇ ◇
【7月16日付最新WTAランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント
1.(1)シモナ・ハレプ(ルーマニア) 7,571
2.(2)カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 6,740
3.(4)スローン・スティーブンス(アメリカ) 5,463
4.(10)アンジェリック・ケルバー(ドイツ) 5,305
5.(5)エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 5,020
6.(6)カロリーヌ・ガルシア(フランス) 4,730
7.(3)ガルビネ・ムグルッサ(スペイン) 4,620
8.(7)ペトラ・クビトバ(チェコ) 4,550
9.(8)カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 4,485
10.(13)ユリア・ゲルゲス(ドイツ) 3,980
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18.(18)大坂なおみ(日本/日清食品) 2,350
28.(181)セレナ・ウイリアムズ(アメリカ) 1,615
45.(56)ベリンダ・ベンチッチ(スイス) 1,185(テニスデイリー編集部)
※写真はバックハンドの打球体勢の大坂なおみ
(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)