2017年のブルワーズドラ1、チームUSAの5番で出場「最高の経験」 2017年ドラフトでブルワーズから1巡目指名された日系3世のケストン・ヒウラ内野手が15日(日本時間16日)、ワシントンDCで開催された「オールスター・フューチャーズゲー…

2017年のブルワーズドラ1、チームUSAの5番で出場「最高の経験」

 2017年ドラフトでブルワーズから1巡目指名された日系3世のケストン・ヒウラ内野手が15日(日本時間16日)、ワシントンDCで開催された「オールスター・フューチャーズゲーム」に出場した。MLBの未来を担う若手の逸材が集まった“夢の舞台”で、チームUSAの「5番・DH」として堂々のスタメンに抜擢された。

「みんな明らかにタレントがあるし、一緒にプレーしたことのあるメンバーもいる。そういう選手たちと一緒にオールスターウィークにプレーできることは本当に楽しかった。キャリアにとって最高の経験になると思う」

 こう語ったヒウラは、父方に日本人の祖母を持つ。2打席でいずれも三振と結果は残せなかったが、同世代の新鋭との再会に声を弾ませていた。

 2016年には日米大学野球選手権で全米代表として来日した経験もある。「USAのユニフォームでプレーするのはスペシャルなこと。でも、この試合にアジア系アメリカ人として参加できたことは誇りです。日本人選手もメジャーで活躍している。自分も今回の経験を推進力にしたい」と殊勝な表情で語った。

 ヒウラは大学最高打者の評価を受け、2017年のドラフト1巡目(全体9位)でブルワーズから指名された。今季途中に1A+から2Aに昇格。2Aではここまで打率.288、3本塁打、6打点という成績を残している。開幕前には、招待選手としてメジャーのスプリングキャンプにも参加した。

「トップチームが自分を必要としてくれるなら、自分はいつでも準備している。自分をどう起用するのかは球団次第です。活躍し続ければ、メジャーに昇格できると願っています」

 日系3世の誇りを胸にヒウラはメジャー昇格を見据えている。(Full-Count編集部)