「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。第3セットもジョコビッチが7-6(3)…
「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。第3セットもジョコビッチが7-6(3)で取り、6-2、6-2、7-6(3)のストレートで勝利し、3年ぶり4回目の優勝を決めた。
ジョコビッチのグランドスラムでの優勝はこれで13回目。ロイ・エマーソン(オーストラリア)を抜いて男子歴代単独4位となった。
第3セットもアンダーソンのサービスから。徐々にサーブの調子を上げてきたアンダーソンに対し、ジョコビッチは序盤からブレークのチャンスをつかむことができない。
お互いにキープして迎えた第8ゲームでジョコビッチは30-40とこの試合2度目となるブレークポイントを握られるも、なんとかしのいだ。
そしてキープを続けてゲームカウント4-5となった第10ゲームで30-40とアンダーソンにセットポイントを握られてしまう。一旦はしのいでデュースにしたが、ダブルフォルトを犯してしまい、再びアンダーソンにセットポイントを握られた。この絶体絶命のピンチをジョコビッチは切り抜け、セットカウント5-5のイーブンとする。
サーブの調子がどんどん良くなるアンダーソンに第11ゲームをラブゲームでキープされたジョコビッチは、第12ゲームでセットポイントを握られてしまった。しかしこのピンチもなんとか切り抜けた。
そして第3セットはタイブレークに突入する。先にミニブレークを果たしたのはジョコビッチ。そこから一気にポイントを奪ってポイント6-2とチャンピオンシップポイントを握った。1本はしのがれたが、続くプレーでジョコビッチのサーブをアンダーソンが返しきれず、7-6(3)で第3セットを奪い、優勝を決めた。
この試合、ジョコビッチは4回のチャンスでいずれもブレーク、一方7回あったピンチは全てしのいだ。フットワークを活かした鉄壁のディフェンスと、ここぞの勝負強さを持つジョコビッチが完全復活した。(テニスデイリー編集部)
※写真は優勝に輝いたジョコビッチ
(Photo by TPN/Getty Images)