現在、世界ランキングで22位につけている一方で、怪我でツアーを離れていたチョン・ヒョン(韓国)が、ハードコートシーズンに入り復帰を果たしそうだ。チョンは、現在22歳ながら、キャリアハイでは19位を記録しており、昨年に行われた若手のNo.1を…

現在、世界ランキングで22位につけている一方で、怪我でツアーを離れていたチョン・ヒョン(韓国)が、ハードコートシーズンに入り復帰を果たしそうだ。

チョンは、現在22歳ながら、キャリアハイでは19位を記録しており、昨年に行われた若手のNo.1を決める「Next Gen ATP ファイナルズ」で優勝。ほかにも、今年の「全豪オープン」では、3回戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を、4回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下すなどベスト4へ進出しており、注目も集まっていた。

しかしチョンはクレーコートシーズンで足首に怪我を負い、5月上旬の「ATPマスターズ1000 マドリード」の初戦で敗れて以降、ツアーから離れていた。

その際に、チョンはTwitterで「クレーシーズン中ずっと足首の怪我と戦ってきました。MRIの結果、足首の関節に水が溜まっていて、ちょっとした手術が必要になるかもしれないこと、その後、しばらく休まなければならないかもしれない」と投稿しており、長期間の不在も懸念されていた。

一方、「ATP250 アトランタ」(アメリカ・アトランタ/7月23~29日/ハードコート)の公式サイトがこのほど、そのチョンにワイルドカードを付与すると公表。同選手がツアー復帰に近づいていることをうかがわせた。

大会公式サイトは、「チョンのアトランタと、本大会へのカムバックすることになり興奮している。トップ25に入っているほか、韓国人選手としての最高順位でもある」としており、大会を盛り上げる一人になりそうだ。

「ATP250 アトランタ」には、チョンのほかにも、ジョン・イズナー(アメリカ)、ジャック・ソック(アメリカ)、ニック・キリオス(オーストラリア)らも出場を予定している。(テニスデイリー編集部)

※写真は打球体勢に入るチョン

(Photo by Angelika Warmuth/picture alliance via Getty Images)