7月13日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会11日目。男子シングルス準決勝、女子ダブルス準決勝、混合ダブルス準決勝、車いす男子ダブルス準決勝、車いす女子シングルス準決勝、車いす女子ダブルス準決勝が行われ…

7月13日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会11日目。男子シングルス準決勝、女子ダブルス準決勝、混合ダブルス準決勝、車いす男子ダブルス準決勝、車いす女子シングルス準決勝、車いす女子ダブルス準決勝が行われた。

男子シングルス準決勝では、第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が第9シードのジョン・イズナー(アメリカ)に7-6(6) 、6(5)-7、6(9)-7、6-4、26-24のフルセットで勝利した。

試合時間は6時間36分で、これは今大会最長記録であるとともに、グランドスラム史上2番目に長い試合でもある。最も長い試合は2010年の男子シングルス1回戦でイズナーとニコラ・マウ(フランス)が戦った、11時間5分。死闘を制したアンダーソンは、南アフリカ勢として97年ぶりの「ウィンブルドン」決勝進出となった。

もう1つの準決勝では第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。しかし、ナダルのセットカウント1-2とジョコビッチにリードを許した時点で順延となった。試合が行われているセンターコートは屋根を閉じることができ、照明をつけて試合を行うことは可能だが、現地時間が23時を越えたため。「ウィンブルドン」は、近隣住民に迷惑をかけないよう、23時頃には試合を終わらせることが取り決められている。両者の決着は翌日つけることになった。

車いす女子シングルス準決勝では世界2位の上地結衣(日本/エイベックス)がアニーク・ファンクォト(オランダ)に6-1、4-6、6(11)-7で敗れた。上地はグランドスラム4つの大会のうち、シングルスでは「ウィンブルドン」のみ優勝していない。四大大会シングルス全制覇が期待された今大会だったが、残念ながら決勝進出ならず。

また、ダブルスではディーダ・デ グロート(オランダ)とペアを組み準決勝に臨んだ上地。カタリーナ・クルーガー(ドイツ)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)に6-0、6-0と圧倒的な強さを見せつけ勝利している。◇   ◇   ◇

【7月13日 試合結果】

◆男子シングルス準決勝

〇[8]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)7-6(6) 、6(5)-7、6(9)-7、6-4、26-24 ●[9]ジョン・イズナー(アメリカ)

◆車いす男子ダブルス準決勝

〇[2]アルフィー・ヒュウェット(イギリス)/ゴードン・リード(イギリス)6-4、3-6、7-6(3) ●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)

◆車いす女子シングルス準決勝

〇アニーク・ファンクォト(オランダ) 1-6、6-4、7-6(11) ●[2]上地結衣(日本/エイベックス)

◆車いす女子ダブルス準決勝

〇[1]上地結衣(日本/エイベックス)/ディーダ・デ グロート(オランダ)6-0、6-0 ●カタリーナ・クルーガー(ドイツ)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)(テニスデイリー編集部)

※写真はイズナーとの死闘を制したアンダーソン

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)