「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会11日目、男子シングルス準決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セット…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会11日目、男子シングルス準決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットは、6(9)-7でジョコビッチに奪われてしまった。

第1試合が6時間36分と長時間にわたったために開始が遅れたこの試合は、第3セットが終わった時点でサスペンデッド(順延)となった。試合が行われているセンターコートは屋根を閉じることができ、照明をつけて試合を行うことは可能だが、現地時間が23時を越えたためだ。「ウィンブルドン」は、近隣住民に迷惑をかけないよう、23時頃には試合を終わらせることが取り決められている。

第3セットはジョコビッチのサービスから始まった。このセットでも激しい打ち合いが行われたが、先ほどまでのセットとは違い、お互いにブレークチャンスを迎えることもなく、自身のサービスゲームをキープする展開が続いた。

そして第3セットは互いに最後まで譲らず、タイブレークで決着をつけることになった。先にミニブレークに成功したのはナダル。しかし直後にミニブレークバックを喫してしまうと、その後もジョコビッチにミニブレークされてしまい、ポイント3-4となった。ここからジョコビッチのサービスゲームが2本続くが、ナダルがそこでドロップショットを決めてミニブレークバックに成功してイーブンとする。

その後もナダルがミニブレークを成功させてセットポイントを握るとジョコビッチにすぐさまミニブレークバックをされてしまい、なかなか差がつかない。

最後はジョコビッチにミニブレークを喫し、続くプレーでラリーの末にナダルのショットがネットを越えられず、6(9)-7で第3セットをジョコビッチに奪われてしまった。

そしてここで試合はサスペンデッドとなり、決着は翌日つけることになった。(テニスデイリー編集部)※写真は1セットダウンとされたナダル

(Photo by Clive Mason/Getty Images)