「全米オープン」をおよそ1ヵ月後に控えた7月30日に開幕する「男子テニスATPワールドツアー500 ワシントンD.C.」に、錦織圭(日本/日清食品)が出場を予定しており、ほかの出場選手も明らかになりつつある。その一つとして、スタン・ワウリン…

「全米オープン」をおよそ1ヵ月後に控えた7月30日に開幕する「男子テニスATPワールドツアー500 ワシントンD.C.」に、錦織圭(日本/日清食品)が出場を予定しており、ほかの出場選手も明らかになりつつある。

その一つとして、スタン・ワウリンカ(スイス)がワイルドカードを獲得。同大会へ出場すると大会公式サイトが公表しており、ビッグネームの出場選手がまた一人加わった。

ワウリンカは世界最高峰の片手バックハンドの持ち主。グランドスラムでは「ウィンブルドン」を除き制覇していて、2014年には自己最高の世界ランキング3位を記録した。一方で、昨年来膝の故障でツアーを度々離脱。現在ランキングも224位に落ち込んでおり、復帰の動向にも注目が集まっているところだ。

ワシントンでの大会の組み合わせ次第では、錦織や元世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)と対戦する可能性もある。

直近でのそれぞれの試合結果は、ワウリンカは錦織と2017年の「ブリスベン国際」の準決勝でぶつかり6(3)-7、3-6で敗戦。マレーに対しては「男子テニスATPワールドツアー250 イーストボーン」の初戦で対戦し、ワウリンカが1-6、3-6で黒星。それぞれ対戦する組み合わせが実現すれば、雪辱を果たせるかも見どころになりそうだ。

大会のトーナメントディレクターも、ワウリンカへのワイルドカード付与について「スタンを迎えることは50回目の大会をさらに特別なものにする」と話しており、大会を盛り上げる一助にもなりそうだ。

加えて、現在世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)や世界9位のダビド・ゴファン(ベルギー)、杉田祐一(日本/三菱電機)も出場選手リストに名を連ねており、それぞれ対戦することになれば白熱する試合を見せてくれそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真はウィンブルドンで試合を観戦するワウリンカ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)