7月12日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会10日目。女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、混合ダブルス準々決勝、車いす男子シングルス準々決勝、車いす女子シングルス準々決勝が行われた。女子シングルス…

7月12日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会10日目。女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、混合ダブルス準々決勝、車いす男子シングルス準々決勝、車いす女子シングルス準々決勝が行われた。

女子シングルス準決勝では第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、第13シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)に6-2、6-4でストレート勝利。セレナは次の決勝で勝利すれば「ウィンブルドン」シングルス8回目の優勝と同時に、グランドスラムシングルスで史上最多の24回目の優勝となる。

第11シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に6-3、6-3で勝利した。ケルバーは「全豪オープン」と「全米オープン」を制した経験がある元世界1位。ケルバーが「ウィンブルドン」の決勝へ進むのは2年振り2回目となる。決勝ではセレナと対戦することが決まった。

車いす男子シングルス準々決勝では世界1位の国枝慎吾(日本/ユニクロ)がグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦し4-6、6-3、5-7で敗れた。グランドスラムのシングルスで22回の優勝経験を持つ国枝だが「ウィンブルドン」ではまだ優勝していない。残念ながら敗れた国枝は「モチベーション的には、取らずにはやめられないところでもある」、そして「やっぱり、このウィンブルドンで勝ちたい。難しいのは分かっているが」と話していた。

車いす女子シングルス準々決勝では世界2位の上地結衣(日本/エイベックス)がマジョレーン・バイス(オランダ)に6-4、6-4で勝利した。上地は国枝と同様に、グランドスラムのシングルスで「ウィンブルドン」は制覇していない。今大会、初制覇なるか期待がかかる。準決勝ではアニーク・ファンクォト(オランダ)と対戦する。◇   ◇   ◇

【7月12日 主な試合結果】

◆女子シングルス準決勝

〇[25]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-2、6-4 ●[13]ユリア・ゲルゲス(ドイツ)

〇[11]アンジェリック・ケルバー(ドイツ)6-3、6-3 ●[12]エレナ・オスタペンコ(ラトビア)

◆車いす男子シングルス準々決勝

〇グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)6-4、3-6、7-5 ●[1]国枝慎吾(日本/ユニクロ)

◆車いす女子シングルス準々決勝

〇[2]上地結衣(日本/エイベックス)6-4、6-4 ●マジョレーン・バイス(オランダ)(テニスデイリー編集部)

※写真は決勝戦進出を決めたセレナ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)