イギリス・バーミンガムで行われた「AEGONクラシック・バーミンガム」(WTAプレミア/6月13~19日/賞金総額84万6000ドル/グラスコート)の決勝で、21歳のマディソン・キーズ(アメリカ)がバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3…

 イギリス・バーミンガムで行われた「AEGONクラシック・バーミンガム」(WTAプレミア/6月13~19日/賞金総額84万6000ドル/グラスコート)の決勝で、21歳のマディソン・キーズ(アメリカ)がバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3 6-4のストレートで下してキャリア2番目のグラスコート大会のタイトルを獲得した。  ストリコバはシングルスとダブルスの双方で決勝に進出したため今週は18セットをプレーしていたが、それでも第2セットで流れを変えるに十分なエネルギーと不屈の精神を持っていた。  第2セットの第8ゲームでブレークポイントをつかんだとき、ストリコバには挽回を始める準備ができているように見えていた。

 しかしキーズはよくコントロールされプレースメントのいい一連のフォアハンドによってそのピンチをしのぐと、結局サービスゲームをキープ。そのままタイトルに向けて突き進んだ。  キーズは「今はこの優勝の瞬間を堪能したい。本当にうれしいわ。そして明日からウィンブルドンに集中するつもりよ」と話した。

 月曜日に発表される世界ランキングで、キーズは16位から初のトップ10入りとなる。アメリカ人の女子選手がトップ10入りするのは、1999年のセレナ・ウイリアムズ以降では初。また、トップ10内に3人のアメリカ人選手が入るのは2005年以来で、現在はセレナが世界1位、彼女の姉ビーナスが9位だ。

 シングルスは準優勝だったストリコバだが、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)とペアを組んだダブルスで決勝を戦い、バニア・キング(アメリカ)/アラ・クドリャフツェワ(ロシア)を6-3 7-6(1)で破り、優勝を飾った。(C)AP