元世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)は「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)での、新しい役割を、間違いなく楽しんでいた。「ウィンブルドン」で2度、チャンピオンの座についたマレーは、第2シードのラファ…

元世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)は「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)での、新しい役割を、間違いなく楽しんでいた。

「ウィンブルドン」で2度、チャンピオンの座についたマレーは、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)対第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の準々決勝で、BBCのコメンテーターとしてデビューした。

その際に5セットにも及んだ激闘を観戦できたことについて、マレー自身は役得だったと感じているという。

マレーは、長引く怪我の影響で今年の大会の棄権を余儀なくされた一方で、4時間48分にわたるナダルの1セットダウンからの逆転勝利を目にし、感銘を受けていた。

「あの第5セットは、今まで観た中でも最高のセットの一つだった。すごい試合だったし、あの試合を観られて、ついていた」と、マレーは語った。

また視聴者もマレーの専門家らしい見方を楽しんだようだ。今回、かつて「ウィンブルドン」で準決勝に進出したことがあるティム・ヘンマン(イギリス)と共に、マレーはコメンテーターを務めていたが、どちらがより退屈なのか冗談を言い合い、BBCはマレーの提案を受け入れる形でオンライン投票を実施。

65パーセントがヘンマンのほうが退屈だと答え、新たな役目としてコメンテーターに挑んだマレーが投票結果で上回った。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での記者会見中のマレー

(Photo by AELTC/Ben Queenborough via Getty Images)